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4月, 2025の投稿を表示しています

春の自然を満喫する山登り&ノマドワーキング

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 花粉の飛散が終息し、春の快適な日々ですね。黄砂が激しいので、完全に快適かというとそうではないかもしれませんが、それでも一年の中でかなり過ごしやすい時期だと思います。スポーツをしていても適度な温度と低い湿度で汗がすぐに乾くので、非常に気持ちよく体を動かすことができます。 そんなことを言っているうちにすぐに暑くなって、梅雨の時期にも入るので、この時期はとても貴重ですね。  そんな春の陽気は、スポーツだけでなく、一般的に屋内で行うようなことも外で活動することで、より充実した時間にすることを可能にしてくれます。今回は春の自然を満喫する山登りと、ノマドワーキング(オフィスに縛られずに、場所を選ばずに自由な場所で働くことで、 Wi-Fi環境さえあればどこでも仕事ができる働き方  )についてお話します。個人的には趣味と実益を兼ねる "Work in the life."を実現する良い 方法であると考えています。今回の内容が読んでいただいた方に参考になるものとなれば嬉しいです。   山に出かけるだけで自然は満喫できる  家の近くにすぐに登ることができる山があれば、これを利用しない手はないと思います。山に行けば豊かな自然に触れ、一歩入った瞬間に気持ちがどんどん癒されていく感覚が得られます。  自然に触れることができる時間が大切なので、有名で人気のある場所かどうかは関係ありません。むしろ人があまりいない場所の方が喧騒から離れて自然を満喫することができます。とは言うものの、私がよく登るのは倉敷市と総社市の境にある福山(約300m)という山で、普段からかなり多くの人が山登りをしている人気スポットです(混み合うような感じではありませんが)。階段が整備されているコース(体力的には一番負担の大きい超過酷な心臓破りコースですが)もあって、山頂まで休まずに歩き続けたら約10分で登ることができます。階段を休まずに1000段以上登るので、大変ハードで心拍数は爆上がり、汗も滝のように出ます。ただ、短時間で登ることができますし、通勤路にあるので、暇を見つけてはよく登っています。  山に入ると思わず目を奪われる植物がたくさんあります。以前のブログでも紹介しましたが、撮影した写真をChat GPTに添付すると説明してくれるので、植物の勉強にもなります。  私の場合は山に登っている時は写真...

Canvaのクラス招待をGoogleクラスルームでスムーズに 〜みんなが使いやすいCanvaの導入〜

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  私が勤務する倉敷市の小中学校では昨年度からCanvaが導入され、私の勤務校でもデザイン性に優れた機能や生成AIの機能を活用した作業や協働学習に利用する先生と生徒が少しずつ増えてきました。ただ、ICTに苦手意識の強い先生は少なくなく、個人的にCanvaを使うことならなんとかできても、クラスを作成してフォルダを生徒と共有するといった、授業や生徒会の委員会などで活用するレベルのことはほとんどの先生が困難というのが、私の勤務する中学校の現状です。このような現状なので、学校のICT担当として(今年でGIGAスクール推進リーダーも5年目)皆にCanvaを使いやすい環境を提供することが大切な役割であり、今回はそんな役割の中で考えた方法になります。  Canva自体は教師も生徒も使っていても、体系的ににCanvaを学校全体で管理できているケースは(特に中学校では)多くはないと思います。実際に4月になって新しく来られた先生方にCanvaについて話を聞くと、個人的には使っていても授業で使うことはほとんどなかった(クラスの使い方が分からない)という先生が多いですし、そもそも周りで誰も使っていなかったと言う先生もいます。しかし、 授業でCanvaを使うのであれば、クラスを活用するのが便利です。これによって授業だけでなく、様々な学校の活動で利用しやすくなります 。  今回はGoogleクラスルームを活用して生徒がスムーズにCanvaのクラスを登録する方法を紹介します。それほど難しいことではないので、是非、学年全体や学校全体で生徒がクラスに登録する際の参考にしてもらえたらと思います。 1.ポスターツールを活用して共有リンクを埋め込む  Googleのスライドやドキュメントなどと同様に、Canvaもリンクをテキストに埋め込むことが できます。Canvaはツールのところにリンクのアイコンがありませんが、「Control + K」でリンクを埋め込むことができます。  Canvaでクラスを作成するには画面右上のアカウントのアイコンをクリックして設定からクラスを選択し、「クラスを作成」をクリックします。クラスを作成すれば、共有リンクでメンバーを招待することができるので、このURLをコピーして、Canvaポスターで用意しているクラスのテキストにリンクを埋め込みます(Control + K)。 ...

アート&デザイン研究を年間予定の中核に

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 新年度が始まって、いよいよ授業も始まりました。今年もより良い美術の学習ができるよう、継続して改善を行なっていきたいと思います。  今年度、私が担当するのは3年生と1年生で、3年生は学年担当ということもあり、1年生の頃から3年連続で授業を担当することになります。3年間の成長をイメージして年間計画を作成しているので、継続して学年を担当できるというのは生徒の成長をじっくり見ることができてありがたいですし、自分自身の指導改善のサイクルを回しやすいのもメリットであると思います。  今回の内容では、3年生の年間計画について今年私が取り組みたいと考えていることを紹介します。3年生は義務教育最後の美術の学習の機会であり、高校に進学すると、芸術科目として選択しない人も多くいるので(私も高校時代は書道を選択し、美術の授業は大学4回生になるまでありませんでした)、少しでも多くの生徒に美術の価値について知ってもらえるようにしたいと考え、年間計画を考えました。  講師時代から数えると今年で通算10回目の3年生の美術を担当することになります。これまでは絵画、立体、工芸の3つをそれぞれ10時間程度で取り組む課題を設定していましたが、今年度はこの年間計画の流れを大きく変更してみました。これには私がかねてよりやってみたいと考えてきた内容を計画に入れたことが背景にあります。非常に実験的な取り組みになりますが、生徒の主体性を重んじた教育として大切な視点を入れています。 自分にとって本当にやりたいことを見つける年間計画   今年度の3年生の年間計画の中核に添えたもの、それが「アート&デザイン研究」です。この教材では、生徒は絵画・デザイン・立体・クラフトなど取り組みたいことを自由に設定して取り組むことができるようにしています。ただ、自由に制作するのが狙いというわけではなく、 この学習を通してアートやデザインの意義について深く知り、創造力の可能性や自分の外への影響力についてメタ認知できるようにすることを狙いとしています 。私の美術の学習では普段から振り返りが一体化したレポート作成を行っているので、この教材は大学でやるような卒業制作と論文のような形となります。  教材といえば、教師が生徒に対して課題を設定するのが一般的ですが、この教材は生徒に何をしたいか問いを立てることをメインにして、生徒が課題を自ら設定して...

お餞別の品にちょっとした手作りの品

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 3月末はお別れの時期ということで、職場では転任・退職される方にお餞別の品を渡すのが恒例ですね。このお餞別も金封だけであれば手間も大したものではありませんが、これでは受け取る人に対して感謝の気持ちを伝えることは難しいように思います。金額で感謝の気持ちを表すというのも手段の一つかもしれませんが、できれば新たな生活を応援する気持ちを伝えられる工夫と手間を大切にしたいところです。だからと言って、ものすごく手間のかかるものを用意するのは大変ですし、相手からしても気持ちを重たがられては残念です。なので、私は適度なもので可能な限りの誠意を伝える手段を考え、実践してきました。  昨年もお餞別の工夫についてはブログを書きましたが、今年もちょっとした手間と工夫でできる素敵な手作りでできるお餞別の品について紹介します。これは簡単にできて楽しみながら作れるものなので、良かったら参考にしてみて欲しいです。 栞にステンシルでデザインを施す  これまでにもステンシルでできる様々な作品を紹介してきましたが、今回お餞別の品として作成したのがステンシルを活用した栞です。栞は実用性があって、しかも嵩ばるものでもありません。貰い手にとって迷惑になるリスクが少ないと考えられるので、今年はこれにすることにしました。  今回制作した栞の制作の流れは以下の通りです。 ①ステンシルの図を切り抜く。 ②支持体の紙 (今回は厚めの和紙を使用)にマーブリングで模様をつける。 ③ステンシルを紙にセット(マスキングテープでステンシル版を軽く固定。支持体の紙に貼らずに周りを止めて、圧で支持体を固定する。) ④スプレーで着彩し、図柄を写しとる。 ⑤紐を通す部分にカッターで穴を開け、紐を通して完成。  ステンシルの図は校訓と、私のモットーであるLove & Peaceを切り絵にしてステンシル版にしました。たまたまですが、校訓と私のモットーが同じような意味の言葉で、言葉の力を増幅させてくれています。職場である学校の要素と、私のメッセージを掛け合わせたデザインにできたので、自画自賛になりますが、個人的にとても気に入った作品コンセプトになりました(笑)  マーブリングの自然的な模様と文字を組み合わせたシンプルなデザインですが、ステンシルは色のアレンジがしやすく、量産すると色のバリュエーションを楽しむことができました。マスキング...