投稿

ダンボールで作業用テーブル

イメージ
 近頃ダンボールの活用を積極的に行っています。以前の記事でもお話ししましたが、今年の4月から勤めている美術室に大量のダンボール(90cm×180cmのパネル)のストックがあり、量を調整する一環でダンボールを色んなものに活用しています。  以前はダンボールで棚を作成した記事を書きましたが、今回はダンボールと紙管を活用したテーブルを紹介します。作成のポイントを抑えると、見た目以上に簡単にできますし、強度も高いので、DIYの一つの在り方として参考となれば幸いです。 シンプルな制作手順  テーブルの作成にはダンボールと紙管と、長細い木材、そして木工用ボンドと布テープ、釘を用意します。  最初にダンボールを5センチ程度の幅で切り揃え、巻いていきます。この際、ダンボールを接着させるために、巻く前にボンドを塗っておきます。  ダンボールをロール状に巻いていきます。巻く際にはしっかりダンボールに圧をかけてなるべく隙間が生まれないようにします。何度もダンボールを巻きつけているうちに少しずつ直径が大きくなっていきます。  このダンボールの帯を予めある程度の本数切っておくと作業がスムーズに進みます。1.8メートル以上の定規はなかなか存在しないので、別のダンボールパネルを定規の代わりにして切ります。なるべく直線で切りたいところですが、多少ばらつきが出てもそれほど問題ではないので、あまり細かいことを気にせずガンガンダンボールを切断していけば良いと思います。  ちなみに、 ダンボールを切断する向きは筋に対して垂直方向に切ることをお勧めします。この向きに切断すると、写真のように蜂の巣のような状態になっていきます。この状態は上からの圧に対して大変頑丈になるためテーブルの天板として十分な強度になります 。  布テープで仮止めしながら巻いていくと接着剤の乾燥を待たずにどんどん進められます。仮止めした上からダンボールを巻いても対して目立ちません。  こうして年輪の如くダンボールを巻いてテーブルの天板を作ります。この天板を作るにあたって90cm×180cmのダンボールパネルを1.5枚使いました。  天板ができれば足をつける作業に入ります。そのまま紙管を貼り付けたいところですが、この方法では強度に不安があるため、木の棒を釘で固定して基礎を作り、そこに紙管を被せて強度を出しました。紙管は天板と接着するために木...

廃材を活用してバードフィーダー作成

イメージ
 今回は廃材活用シリーズでバードフィーダーを作成したので紹介します。  バードフィーダーは鳥に餌をやる台で、庭に設置することで餌を食べに来た鳥の観賞を楽しむことができます。  木材の廃材がまだ余っていたのと、義理の父から新たに廃材を頂いたので、これらを活用して作成しました。 ノコギリとネジとドライバーがあればすぐにできる  バードフィーダーをつくることになったのは、私の3歳の娘が動物が好きで、よく義父(娘にとっての祖父)にお願いしては動物に関する番組の録画を見させてもらっていたので、義父がバードフィーダーを作って庭に置いたらどうかと、提案されたことがきっかけです。  この提案はとても良いと思い、私自身も鳥を間近で見られたら嬉しいので、すぐに材料の検討に入りました。以前から少しずつ消費していた木材の廃材の残りと、義父から新たに頂いた木材を組みわせて作成できる目処が立ったので、早速電動ノコギリと電動ドライバー、ネジを用意して作成しました。  作成時間は1時間程度で、構造もとてもシンプルなものにしました。柱の固定のために木を組み合わせ、ネジを多めに打ち込むことでガッチリ固定されます。あらかじめドリルで木材に穴を開けてからネジを打ち込むことで木材が割れるのを防ぐことができるので、電動ドライバーを2つ用意(インパクトドライバーと、ドリルをつけた電動ドライバーの組み合わせがオススメ)しておくと作業がスムーズに運びます。  カラスなどやや大きい鳥が来て力がある程度加わっても大丈夫なように、木を頑丈に組み合わせ強度が出るようにしました。 土台の木材は家屋の解体廃材でがっしりした重厚なものを使って台が転けにくくなるように設計しているので、鳥が力強く飛び立ってもおそらく大丈夫だと思います(たぶん・・・)。 早速餌を置いてみたが・・・  本当は鳥の餌を購入して、餌台に入れておくのが良いでしょうが、とりあえずは金柑があるということで義父が何個か置いてくれました。台に置いて約1週間、まだ家の窓から見ている限り、鳥が来ている様子はないとのことです(苦笑)  鳥の餌はホームセンターに売ってあるので、成果を出そうと思うのであれば、迷わずちゃんとしたものを購入した方が良いと思います。1,000円程度で十分な量の餌を用意できます。  最後まで読んでくださってありがとうございました。今回は廃材を活用した...

散歩に植物の標本帳を携えて

イメージ
 今回のブログは私の趣味についてお話しします。  以前からやりたいと常々思っていた野花や野草の標本帳を始めました。以前は散歩をしていて気になった野草や野花の写真を撮影して後でGoogleレンズやChatGPTを活用して植物名を調べてGoodnoteにまとめるなどしていたのですが、何か面白さに欠けたので続きませんでした。  今回標本帳を始めたいと思ったのは、GWに近くの河原に家族で出かけて、娘と一緒に四葉のクローバーを探して発見し、持ち帰って保存方法を考えた結果ノートに押し花をすることにしたことがきっかけです。なので、標本帳というよりはある意味アルバムやスクラップブッキングに近い感覚で始めたことになります。  形はどうあれ、植物の採取と保存を始めたことで、これまでとは違った視点で散歩に出かけるようになったと感じています。今回は新たに気がつくことができたことをまとめてみました。 標本帳一冊持つだけで採取した植物をすぐに調べたくなる  これまでも散歩は好きで、ただの散歩に出かけることもありますが、ランニングのついでに散歩して帰ったり、娘と一緒に散歩に出かけたり、数キロの距離であれば散歩を兼ねて徒歩で移動したり、割と積極的に歩き回ってきました。  そんな私が実はやりたいと思いながらついつい後回しにし続けてきたことがあります。それは、興味深い野草や野花が目に入って後で調べようと思って写真を撮影したにも関わらず、結局調べないまま忘れ去ってしまうということです。これを延々と繰り返してきました。  ところが標本帳を持って外に出かけると全く違う状況になるということをすぐに感じることができました。 標本帳に気になった植物を挟んで持って帰り、テープで貼り付けたら次はその植物の名前を書き記すことになるので、すぐにその植物が何であるかを調べたいと思うようになりました 。  実際に本物があるだけでここまで違う感覚になるとは思っていませんでしたが、これがデジタルだけで学ぶ場合と、リアルで学ぶ場合の本質的な違いなのかもしれません。 散歩がより楽しくなる  標本帳を持って散歩に出ると、気になった植物を標本帳に挟めるので、植物を持って帰るのが容易になります。これによって、植物に積極的に手を伸ばすようになりました。外はお宝が一杯なので、とてもワクワクした気分で散歩することができます。  日頃通っている道...

ダンボールで棚をDIY

イメージ
 転勤して早1ヶ月が経ち、だいぶ今の職場に慣れてきました。美術室のアレンジも順調に進み、概ね自分のやりやすい環境に整えることができました。この1ヶ月は一刻も早く美術に関する環境を整えたかったので、残業と休日出勤の連続でしたが、その甲斐もあって授業が本格的にスタートするこの時期に間に合わせることができました。  今回は美術室や準備室の環境を整える上で大変役に立ったダンボールの活用法について紹介します。これは美術科ありありの話かもしれませんが、美術の教師をしていると、展覧会などで作品を掲示するために使うダンボールパネル(90cm×180cm)が溜まりがちです。これが溜まると当たり前のことですが、美術室や準備室のスペースを圧迫することになります。  今回転勤した学校の美術室にもたくさんのダンボールパネルが保管されていたので、これを有効活用して余りのダンボールパネルの量を調整することができました。 ダンボールを組み合わせて棚を作成  今回作成したのが65cm×75cm ×180cmの大型の棚です。このサイズにしたのはダンボールパネルの大きさをそのまま生かしやすかったためです。  棚の枠になる部分は、何枚もダンボールを重ね、縦筋と横筋のどちらも入るようにして強度を出しました。ダンボールを重ねるのは手間がかかるように思えるかもしれませんが、長さが均等になるように線を引き、カッターで線に沿って切り目を入れて折り返せば割と折り畳んだ板ができます。ボンドで固定すれば枠として十分な強度を持った板ができます。これにダンボールを貼り付けて面にしたものをつなぎ合わせて棚にしていきます。  この形になるまで作業時間自体は1時間半程度です。今回の作業では、ボンドで乾燥させている間は部活動でソフトテニスをしていたので待ち時間はゼロでした。  この囲いだけではただの箱なので、この後真ん中に65cm×75cmの板を置いて2段構造にするために、再びダンボールを重ねた強度のある板を作り、それを支えにして上段と下段を分ける板を入れました。 煩雑だった荷物がスッキリ収納  この棚を作ったことで、ダンボールをある程度消費し、荷物を整理することもできました。これまではパーテーションで無理やり押さえ込んでいた荷物とダンボールがスッキリ収納されているので、とても使いやすい状態にすることができました。最後は棚を閉じるド...

お手製の色立体

イメージ
 今回はお手製の色立体について作り方を紹介します。  色立体は美術を専門にしている人であればほとんどの人が知っていると思いますが、色の三要素(明度・彩度・色相)を図として体系的にまとめたものです。市販の色立体の値段は数万以上する高価なものですが、実は結構壊れやすい品でもあります。生徒が色立体を回そうとする際に負荷をかけるべきではない部分に力を入れて損傷させるというのが多いのではないでしょうか。私も過去に目の前で派手に壊された経験があります・・・。  そんな壊れやすい高価な品なので、普段は生徒が触れられない場所に保管することが多くなります。しかし、色立体は色を体系的に理解することを促しますし、その見た目もとても美しく、印象に残りやすいので、本当はなるべく生徒の目に触れやすいところに置いておきたいですし、ぐるぐると回して色の体系性について視覚的に感じてほしいのが本音です。  そのような状況から、ちょっとした閃きで色立体を自分で作ることができると思ったので、今回作ってみました。それほど難しいものではなく、ラミネーターと粘土があればできます。良かったら参考にしてみてください。 色の図をシンメトリーに配置  まずGoogleスライドやPowerPoint、Wordなど、アプリケーションは何でも良いので、色立体の図をシンメトリーに配置します。シンメトリーに配置することで、図を切り抜木、半分に折り曲げて両面が同じ色になります。  色立体を各色相に分けた図は色んなサイトに掲載されているので、それをコピーして使うととても簡単にできます。スクリーンショットが手軽なのでおすすめです。貼り付けた図を反転させればシンメトリーの図がすぐにできます。  この作業で注意したいのが、図の大きさです。色立体の図では純色でも彩度が高いものと低いものがあります。彩度が低いものは色の図の枠が少なくなりますが、枠が多い色相と図の大きさを同じに合わせると、枠の大きさが横向きに大きくなってしまいます。なので、彩度が低い色相の図をコピーする際には、彩度が高く、枠の数が多い色相の枠と同じ大きさになるよう調整する必要があります。 図を切り抜いてラミネート  シンメトリーの図ができたらカッターで切り抜いてラミネート加工します。ラミネートフィルムはUVカットタイプのものにすると、色が長持ちするのでおすすめです。UVカットの...

紙管で定規立て

イメージ
 今回は紙管の利用について紹介します。  紙管という言葉は聞き慣れないかもしれませんが、きっと多くの人が見たことはあると思います。身近なところで言うと、サランラップやトイレットペーパーの芯で使われている丈夫な筒のことです。  おそらくこういったものはゴミとして処分する人が多いと思います。しかし、工作する際には紙管が結構使えるので、私は処分せずに取っておき、学校の美術室の材料コーナーに入れるようにしています。  今回のお話で紙管を利用して工作したり、何か実用性のあるものを作る参考にしてもらえると嬉しいです。 シンプルでも美しい紙管の定規立て  今回、この紙管を使って美術室で用と美を備えた定規立てを作りました。美術室には実にたくさんの定規があり、これを綺麗に保管するのに大いに役立っています。  制作方法は至ってシンプル。大小の紙管を長さに統一性を持たせて切り、接着剤(木工用ボンド)で接合し、底部に軽量樹脂粘土を貼り付けて紙管を固定しつつ、土台を安定させました。制作時間は15〜20分程度で大変手軽にできました。  紙管の切断は電動ノコギリを使いましたが、カッターでも十分に切れますし、切り口がノコギリよりもシャープになり、綺麗な仕上がりになりやすいです。  紙管は形が整った材料であるため、少し構成を整えるだけでそれらしい作品になります。ちなみに今回意識したのはシンメトリーで、大中小の紙管がバランスよく見える配置にしています。  この定規立てを作ろうと思ったきっかけは、元々は一つの段ボールに10〜15本程度立てられた状態で、スペースが定規の本数の割に取られていたことと、定規の重みで歪んだ段ボールがあまりにも不恰好に見えたためです。スペースの問題と見栄えの問題の両方を解決するために方法を考えていたところ、前任校の時から蓄えていた紙管が目に入りました。その瞬間に「これでいける!」と利用方法を閃き、すぐに作成に入りました。  結果的に構成美が整った建築的な作品になり、定規がコンパクトに収まるようになりました。 坂茂氏の動画をTEDで見たことが紙管を保管するきっかけに  先ほども言ったように、私はトイレットペーパーやサランラップの紙管はゴミに出さずに保管しています。このようなことを始めるきっかけが建築家である坂茂氏のTED動画を見て、避難所や教会などの建物に紙管を利用し、美しい造形が...

家の解体廃材と建築の余りの木材でDIY

イメージ
 今回は解体廃材と建築の余りの木材を利用したDIYについて紹介します。以前にも何度か解体廃材のリメイクについて記事を書いているので、もし興味があればリンクから見ていただけると嬉しいです。 家の解体廃材を入手 (2024年1月19日) 家の解体廃材でリメイク① (2024年1月27日) 家の解体廃材でリメイク② (2025年12月1日)  今回作ったのは机とテーブル、ベンチです。ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、この度私は転勤があり、学校に持ち込んだ大量の木材を処理する必要がありました。木材を運ぶには大きなラゲッジスペースを備えた車があった方が良いですが、私の車はMAZDA3で、室内空間を犠牲にしてでもフォルムと乗り心地を追求した車であるため、ワゴン車であるにもかかわらず荷物は少量しか積めません。なるべく荷物を少なくするためにも、学校で消費しておきたかったことと、作ったものを学校で役立ててもらえたらというWINーWINの状況から、転勤準備で大忙しの中、DIYを盛大に行いました。 テニスコートで使う机  私が転勤した6年前、美術室には大量の材料が眠っており、美術室も準備室も物で溢れかえっていました。断捨離を実行しつつ、使えるものはDIYしてテニスコートで使う机を作成しました。この机はとても便利で荷物や試合進行表のボードを置くなどして大いに利用してきました。  しかし、6年間使っているとボロボロになり、なんとか使えるものの、事情を知らない人が見たらゴミにしか見えないような状態にまで劣化。さすがにこのような状態で転勤しては迷惑千万ということで、机を今回作り直しました。  今回は脚の部分に解体廃材の中でも最も丈夫な木材を利用して、頑丈な作りのものにしました。 以前は4脚でしたが、今回は木材が太く、2脚でも十分に安定感があったので、このような形になりました。 部員がこれを見た第一印象は「強そう・・・」でした(笑)  確かにかなりゴツい仕上がりになりましたが、これなら長いこと使えると思います。木材には防腐剤をしっかり塗装しました。構造はとてもシンプルで、電動ドリルを使えばすぐに組み立てることができました。ただ、この太い木を切断するにはチェーンソーがないとかなり手こずることになると思います。私が利用したチェーンソーはバッテリーがついた充電式のものです。ガソリンタイプのものに...

美術室の仕掛け最終版(倉敷市立北中学校)

イメージ
 新年度を迎え、岡山県立岡山大安寺中等教育学校での勤務が始まりました。これまで倉敷市で12年間勤め、慣れた環境でやってきましたが、県立になるとありとあらゆるものが異なっており、パニックの連続のハードな日々を早速送っています。大変ではありますが、逆境はそれほど苦手ではないので、最大限この状況を楽しんでいきたいと思います(苦笑)  今回は6年間勤め、美術教育の情熱をぶつけてきた美術室について紹介します。以前にも美術室の環境や仕掛けについて紹介してきましたが、今回は倉敷市立北中学校のファイナルエディションになります。本当は今年度で転勤になることを全く想定していなかったため、転勤を知ることになった3学期の某日までひたすら教室のアップデートを重ねていました…。少しでも今回の記事を読まれた方にとって参考になれば幸いです。 美術の楽しさと学びを視覚と触覚で味わえる環境  私が美術室の環境にとことんこだわるのは、キリスト教の大聖堂の空間を生かした教育の可能性を私自身が海外旅行の中で体験し、強烈な印象を受けたことがきっかけにあります。大聖堂の壁面やステンドグラスにはキリスト教に関する物語や象徴が表現されており、文字を読めない人々も大聖堂の中に身を置いて話を聞けば、その教えを美的なインパクトと共に理解し、より信仰心を深めることができます。  美術は言語の壁を越えて人々に教育をすることができる。このことを悟った私は、見た瞬間に美術の威力を感じることができるような仕掛けを美術室に施してきました。   スモークガラスに掲示物を貼ったり、本棚を設けたり、構成美遊びのマグネットを設置。  伝統色やモダンテクニックを活用した作品例、構成遊びができるマグネット。  透視図や具象と抽象について知る掲示物。変わったオブジェも設置。  色相環を始めとした色彩の知識に関するもの。  テレビの表側と裏側に様々な立体造形と河原で拾った石。  教室のデッドスペースを生かして展示。ペットボトルとレコードで作品置きを兼ねたオブジェ。  棚の中には石膏像と積み木のオブジェ。  生徒が遊びで作った立体造形。棚は柚木沙弥郎をオマージュしたタペストリー。  色について実験を通して学習できる装置。  天井に和柄と北欧柄。窓には日差し避けを兼ねた和柄のスモークグラス風ラミネート。照明には障子紙を2枚重ねにして1枚は和柄の切り絵に...