万歩計の恩恵 〜健康とアイディアを促進するアイテム〜


  今回は万歩計の恩恵についてお話しします。万歩計によって私は色々な恩恵を受けていると感じているので、少しでも多くの人が万歩計やそれに関するアプリを手にしてもらえたらと思い今回の記事を書きました。

 万歩計で自分の歩数を測り、たくさん歩いて健康促進というのは当たり前のメリットですが、最近は万歩計と他のサービスが連携したことで、万歩計のメリットが増えただけでなく、積極的に歩きに出る人が増えることで連鎖的に他の面でも良い影響が出ることが期待できるようになってきました


適度な報酬が歩くことを促進

 万歩計で歩数がカウントされて1万、2万と数が増えていくと、それだけでも達成感があるので歩くモチベーションになりますが、万歩計アプリや私が住んでいる岡山県総社市が取り組んでいる万歩計は歩数をポイントに還元して、商品券などに変えてくれるため、さらに歩くモチベーションを刺激してくれます。厳密に言うと、こういう報酬がつくものはアンダーマイニングにつながり、報酬がないと行動を起こさない状態になりかねないため、無報酬の方が人間の成長という観点では良いのかもしれませんが、ポイント自体はオマケと言える程度のもの(1万歩で5〜10円分程度、1年間でも数千円分)で、ポイントを貯めることがゲームのような感覚でできるので、それほどアンダーマイニングを気にしなくても良いと考えています。私個人としては、このポイントのおかげで、何か面倒なことを頼まれたり、生徒が授業を抜け出してしまって探しに行かなければいけない時に「歩くチャンス!ラッキー!」ぐらいの感覚で動くことができます。

 万歩計があるだけで積極的に動いたり、徒歩やランニングで移動したりしたくなるというのは、健康面での多大な効果につながると思います。私の住む総社市が万歩計で歩数をポイントにして商品券に還元するようになったのは、歩く人を増やして健康を促進し、医療費を下げることが狙いの一つとなっています。

 ご存知の人も多いと思いますが、国家予算の大部分は現在社会保障費に当てあられており、この割合は高齢化社会が進むにつれて年々高まっています。歳をとれば病気になると言うのは自然なことに思われるかもしれませんが、病気になる要因の一つとしてあげられるのが運動不足です。もし、総社市がやっているような万歩計で市民の運動不足が改善され、社会保障費の割合を減らすことができれば、浮いたお金を他のところに回すことができるようになります。さらに、商品券などのお買い物に使えるようなポイントがあることで、地域の振興にもつながります。

 なんだか良いことばかりの万歩計とそれに連携したサービス。総社市のような取り組みをしている町は調べてみると他にもあるようなので、もし自分の住んでいる町がこのような取り組みをしているのであれば、是非利用してみてほしいと思います。また、アプリではdocomoがやっているdヘルスケアもオススメです。これはdocomoユーザーでなくても登録して使えます。Apple Watchにも入れられるアプリで、アップル純正のアプリであるアクティビティと連携させられるので、Apple Watchさえあれば普段スマートフォンを携帯せずに活動している人でもしっかり歩数をカウントしてポイントゲットすることができます。

 健康を促進しながら、ちゃっかりゲットしたポイントで贅沢をする。万歩計、侮れませんね。


散歩に出かけること自体がアイディアのもと





 外に出ると様々な変化に気がつくことができます。知らないお店と出会ったり、美しい景色を眺めたり、季節の変化を楽しんだりするきっかけを万歩計は与えてくれると思います。こういった自分の体で直接触れる時間がとても有意義な経験となり、それがアイディアを生むきっかけになります。歩くと足の血流が良くなり、その血流は頭に回るため、脳が働きやすくなります。さらに、外にあるものは社会にとって必要なものばかりであるため、それらの刺激を受けることで、思わぬアイディアの出会いが生まれます。外に歩きに出るという行動自体が私たちにとってとても大切だと思います。

 何かを考える場所は家でも良いでしょうが、家にいるとどうしてもテレビやスマホやタブレットの誘惑と戦うことになり、精神的にも理想的な状況とは言えないと思います。天気が良いのであれば、少しでも外に歩きに出かけたいところです。

 私は万歩計を使うようになるまであまり散歩をしてきませんでした。ランニングはそこそこしていたのですが、記録を伸ばすことができるランニングに比べて散歩は健康的でもイマイチ目的性がないとかつての私は考えていました。

 しかし、散歩でたくさんの興味深いものと出会ったり、美しい景色の見られる場所に行って癒されたりしていると、単純に散歩をするだけでも十分に魅力があると言うことに気がつけるようになりました。振り返れば、海外旅行に行った際には滞在する街の中を歩き尽くして楽しんできた経験もあるので、歩いてじっくり見て回ったり、単純にぶらぶらするという行為自体が意外と有意義なものになります。こういった経験は自分にとって血となり肉となるもので、様々な状況において間接的に役立つことになります。

 インターネットやSNSの普及によって私たちが触れることができる情報の量は爆発的にたくさんになりましたが、そういったものに触れている時の当の私たちは、実はじっくり情報を手にすることもなく、何となく情報に触れては次々と見る対象を変化させていると言うのが普通です。だらだらとYouTubeやYahoo!ニュースを次々に見て、数時間が経過。そんなことを繰り返していると、情報に対して受動的な姿勢が習慣化し、自分の力で情報発信したり、自分のアイディアで新しいことをしたり、提案したりすることが難しくなってしまいます。

 自分自身の感覚を生かして直接価値あるものに触れる体験をさせてくれるのが散歩であり、それをサポートしてくれるのが万歩計だと思います。これから秋の涼しい時期を迎えるに当たって、積極的に散歩に出かけて体と頭に良い刺激を与えていきたいところです。





 最後まで読んでくださってありがとうございました。今回は万歩計の恩恵ということで、適度な報酬が歩くことを促進させることと、実は散歩に出かけること自体がアイディアのもとになるという内容でした。今回の記事を通して、万歩計やそれに関するサービスやアプリケーション、または単純に外に散歩に出かけることに興味を持つことができた人がいれば嬉しいです。私もこれから秋の散歩シーズンを万歩計と一緒に楽しんでいきたいと思います。

 それではまた! 

 

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