明けましておめでとうございます 〜2023年の抱負と今年達成したいこと〜
明けましておめでとうございます!2023年卯年、飛躍の一年にしていきたいと思いますので、今年もどうぞよろしくお願いします!!
今年も初日の出を山に登って拝んできました。例年は妻と一緒に登っているのですが、今年妻はは赤ちゃんの子守り。単独での登山となりましたが、元旦から体を動かして美しい朝日を眺めて1年を気持ちよくスタートしました。
今年1発目の投稿ということで、2023年の抱負と今年達成したいこと(主な3つ)について書きます。今年の最後に振り返るときに良い一年だったと思えるよう、この内容をGoogleカレンダーに設定して、毎日着実に前進していきたいと思います。
2023年の抱負は「新世界」
通天閣とカオスな街並みが目に浮かぶ豊富ですが、これは2学期の最終日、帰りの会をして生徒を送り出している際に突然自分のクラスの生徒に「2023年の抱負は何ですか!?」と聞かれ、まだ2022年の業務がたくさん残っていて2023年のことなど全然考えておらず、完全に不意を突かれた形になりました。そして、瞬時に思いついたのが「新世界」。大阪の街並みとチャイコフスキーの音楽が聴こえてきそうな、抱負としては少し変わった言葉を選んでしまったと思いましたが、これも運命と考え、この抱負を大切にしようと思います。
咄嗟に考えた抱負ではありますが、この言葉には自分にとって本当に大切にしたいことを込めることができると考えています。今年、新世界と出会うために具体的に取り組んでいきたいことが主に二つあります。
1.毎日小さな挑戦を継続
2.クリエイティブに問題解決
この二つを毎日大切にして2023年を走っていきたいと考えています。
まず「毎日小さな挑戦を継続」に関してですが、これを達成する鍵は朝と帰宅後すぐの行動であると考えています。朝はこれまでも30分から1時間程度勉強してから出勤していましたが、1時間程度の勉強時間を安定させられるようにしたいと思います。15分でも平均して時間を増やすことができれば、1週間で1時間半、1ヶ月で6時間程度今年よりも増えます。本にすれば2〜3冊程度の差は大きいですね。チリツモで取り組んでいけるようにしたいです。
あと、帰宅後すぐにアウトプットしたり、勉強したりするのも大事にしたいと思います。いつも帰りの車の中で色々と考えているのですが、その後すぐに少しの時間でも良いのでアウトプットしたり、気になったことを調べたりする時間を取ることができれば、達成できることも増えます。そして、すっきりした状態でナイトルーティンに入っていくことができると思います。これができるようにするためにも、早く仕事を終わらせて、時間に余裕のある生活をしていきたいです。
実は、昨年はこれまでの自分では考えられないぐらいに早く仕事を終えて帰っていました。とは言っても20時過ぎがアベレージなので、働き過ぎと言われてもおかしくありませんが、以前は22時を過ぎることも普通にあったので、これは大きな変化です。まあ、長時間働いていると言っても、部活動終了後は自分のやりたい仕事や研究をしているだけなので、大した負担ではなかったのですが、今は家庭があるので、あまり学校にずっといるわけにもいきません。今年は19時台を目安に帰られるように、仕事の調整をしたいと思います。ちなみに、激しい渋滞に巻き込まれる17時〜18時台に帰るのは好きではありません。バランスを考えると19時台が自分にとってのベストです。
次に「クリエイティブに問題解決」はこれまでにも私自身意識して取り組んできたことですが、GIGAスクール構想の力も借りて、よりよく問題解決と新しい時代の学校教育を前進させていきたいと思います。
生活や仕事の中では様々な問題と遭遇しますが、それを場当たり的に解決してもあまりポジティブな結果になりません。しかし、デジタル化による情報共有や作業の協働化、無駄の削減など、今後につながる解決方法を実行して、根本的に状況を改善していくことができれば、学校単位を超えて自治体レベルで前進していけると考えています。
クリエイティブな問題解決というのはちょっとした生産性を上げる仕事術ではなく、それまで当然と思われていたことを根本から変え、新しい状況を創り上げていくことだと私は思います。現状、学校にはたくさんの解決すべき課題があります。この状況と向き合って改革して行くことは簡単な挑戦ではありませんが、自分にできることから取り組んでいけば、きっと少しずつ、そして気がついた時には大きな変化を生むことになると信じています。
2023年に達成したいこと主な3つ
1.PBLの体系化
PBL(Project Based Learning)は最近注目を集めている課題解決型の学習で、これまでのような特定の正解を導き出すような学習とは全く学び方が異なる方法です。いかに正解を素早く正確に導き出すかというテストの点数を競うような学習であったり、美術であれば「お手本」と言える作品があって、いかに上手に再現できるかを評価するものであったりと、これまで学校現場では常識として考えられていたような学習の在り方には大きな問題があります。このような学習では、子どもたちが大学や社会に出た時に自らの思考力や判断力で知識や技能を生かしてクリエイティブに問題解決したり、研究したりといったことにつながりにくいということが言われています。実際に、入試に向けて学校で勉強したことが、実生活や仕事で役に立ったと感じる経験はあまり多くないのではないでしょうか。
私自身、美術の指導をしていて他教科で学習しているはずのことがあまり生かされていないと感じることはよくあります。例えば、「コンパスを使わずに綺麗な円をかく方法」が分からない生徒は多く、綺麗にかけない理由を「絵が下手だから」で片付けようとするケースがほとんどです。しかし、コンパスというものが半径(r)を固定して線をかくものであることを理解していれば、定規でもほぼ真円がかけるはずです。この知識の応用は小学生の段階でできるはずですが、中学生の割とトップレベルの生徒でもこのような応用ができないのが現実です。
しかし、子どもたちがそのような状況になってしまっているのは、そもそも学校での教育がテストで点を取るために知識をパターン化して覚えることを中心にしてしまっている故のことであり、子どもたちの問題ではありません。それぐらい知識の応用をする機会が不十分であることを認識して、教師は授業の在り方を考えていかなければいけません。そして、その糸口になるのがPBLであり、生徒の主体性を大切にした学習活動になると考えています。
昨年から私はPBLを中心に授業を考えるようになり、その中で生徒自身が学習活動を調整できる授業の方法と、教室環境の改善に取り組んできました。これまでも美術という授業の特性上、子どもたち自身で課題設定をし、それぞれの主体性を尊重する形で活動できるように授業を行ってきましたが、PBLを中心にした学習というよりは、あくまで生徒の関心や意欲を引き出す授業であり、知識や技能の習得のために一斉指導で教えるというシーンも少なくありませんでした。
これまで、どうしても「一通り教えておかないと、上手くできず失敗するのではないか」と考えてしまっていました。そのように考えて丁寧に教えることは悪いことではないかもしれませんが、多くの子どもたちからするとそれまで触れたことも考えたこともない知識や技能を一斉指導で教えられても、当事者意識を持ちにくいため、折角こちらが頑張って教えてもほとんど生徒の頭には残らないという状態でした。分かっているように見えても、多くの場合は「分かったように見えるだけ」で、いざ取り組んでみると勘違いしているという状況もたくさん見てきました。
そうであるなら、知識や技能は実際に子どもたちに取り組んでもらう中で習得したり、お互いに教え合ったりした方が、各々の必要性、当事者意識を働かせることができるため、全体の学びは充実するのではないかと考えるようになりました。ただ、だからと言って教師が全てを生徒に委ねて学習が充実するというわけではありません。その足場づくりをするのが教師の役目であり、知識や技能を習得するための環境設定や、振り返りによって学ぶべきことを習得できているかどうかをメタ認知する機会を確実にしなければいけません。これに関しては昨年末から色々と試していることがあるので、2023年は思考力や判断力を生かすPBLに取り組みながら知識と技能を着実に習得できる方法を体系化していきたいと思います。
2.小説を20冊以上読む
昨年は夏以降毎週1冊のペースで本を読み、たくさんの勉強をすることができました。教育学、社会学、PBL、デジタル教育などに関するものを次から次にkindleで購入。基本的にはiPadで読みますが、スマホでもkindleのアプリから手軽に読書できるのでランニングついでに外で読書することも最近は多いです。外で読書すると空気が良いこともあり、とても読書に集中できます。
ただ、最近本を読んでいて感じるようになったのですが、内容が読む前から何となく想像できるぐらいになってきており、初めて読む本にも関わらず、内容を確認するような感覚で読むことが多くなっていると感じています。なので、今年はこれまで比較的読んでこなかった小説の割合を高めて、読む本の半分ぐらいは小説の読書をしてみようと思います。小説で先が読めてしまうというのはなかなかありません。小説を読む中で自分の世界観と作者の世界観が交錯しながらイメージが膨らみ、全てを読み終わった時に、自分の見る世界が新鮮に感じられるような経験をしたことがある人は多いと思いますが、そういう価値観が揺さぶられるような機会が必要であると考えています。
これまでは実用性を優先して、論文系のものを読むことが多かったのですが、大体目指すところはどの書籍も似ています。これでは自分を変革させることにつなげにくいでしょう。しかし、良質な小説は全くの新しい感覚を呼び起こしてくれるため、自分に変化をもたらしてくれます。
非認知能力やSEL(Social Emotional Learning)が注目を集めるようになっている昨今、小説を通して学んだことはそのまま自身の教育に対する考え方にも反映されると考えています。そのために小説を読んでしまうと、純粋に小説の良さを味わう深い体験にするのが二の次になってしまうので、まずは小説を読むこと自体を楽しみたいと思います。ただ、小説を読み込むことも自身にとって重要なことにどこかでつながるであろうことは頭の片隅に置いておきたいと思います。点と点は気がついた時に線でつながっているものであるということをスティーブ・ジョブズも言っています。結果は自然についてくるものであると信じることが大切ですね。
3.ランニングの記録を更新
2022年は私にとって一番ランニングの走行距離を稼いだ1年でした。実は、12月30日終了時点で2021年の走行距離よりも23.9km少ない状態で、2022年は過去一貫して伸ばしてきた年間走行距離を更新することは不可能であると考えていました。もう2020年の記録よりは上になっていたので、それで満足すれば良い、「足るを知る」で良いじゃないかとさえ考えていました。
しかし、12月31日に自分を突き動かす重大な出来事がありました。それは中田敦彦氏がYouTube登録500万人するまで生配信するというもので、私はこれがどのような結果になるのか興味があったので、朝10時から視聴していました。配信開始時は496.7万人で、開始後のペースを見てもその日のうちに500万登録は難しそうな状態でしたが、ひたむきに生配信する姿を見て、私は自分のランニングの記録が比較的容易に更新できるものであると感じるようになっていきました。私自身、過去の最長ランニング距離はハーフマラソン(約21km)だったので、記録更新に必要な24kmという数字は、少し頑張ればいける手応えがありました。なので、中田氏の動画をAir Podsで聴きながら24kmのランニングに出発した次第です。
ランニングは15km過ぎぐらいまでは順調でしたが、20kmを過ぎた辺りから右膝の靭帯の古傷が痛み始め、22kmを過ぎた時点でほとんど走れない状態になりました。しかし、ここで諦めてしまっては2022年にやり残しをつくってしまうことになり、気持ち良く新年を迎えられないということで、大きくペースを落としながらも24kmを走破しました。2021年の312.7kmを100m上回る2022年の312.8km。究極の自己満足ですが、目標をクリアする喜びは人生の醍醐味であると思います。人生は自分次第で最高に楽しめるゲームになります。
ただ、ランニングの距離をもっと楽に伸ばすことができれば良いに越したことはないので、今年は昨年以上に継続的にランニングに取り組み、タイムアップも図っていきたいと思います。そのために鍵となるのが、平日のランニングであると考えています。
これまで平日のランニングはほとんど行わず、やったとしても風呂に入る前に猛然と2km程度をダッシュするという感じで、ほとんどは休日のランニングでした。しかし、ランニングを平日に継続して行うには、風呂前はもう体力が残っておらずモチベーションを上げることが難しいのが現実です。なので、今年は部活動を終え、下校指導後にそのままランニングに出かけて、活性を最大に上げた状態で職員室に戻って仕事を終わらせるというルーティンを取り入れようと考えています。このルーティンは2年前に少し取り組んでいる時期があって、当時とても良い感じでランニングと仕事を両立できていたので、今年はこれを夏場を除いて継続させていきたいと思います。夏場にランニングして職員室に戻って仕事をする自信はありませんし、総合的に考えてするべきではないと思いますので…
夏場は妥協する気満々ですが、運動した後に仕事や勉強に取り組むと、とても集中できるので、今年は働き方改革の一環としてもランニングを有効活用していきたいと思います。
最後まで読んでくださってありがとうございました。今回は2023年の抱負と今年達成したいことについて考えをまとめさせていただきました。有言実行しなければ抱負も目標も意味がありませんので、今年1年間を充実したものにするためにも、日々の習慣を大切にして取り組んでいきたいと思います。
今年もよろしくお願いします!それではまた!!
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