家の解体廃材を入手
この度、新築を建てるために義実家の離れ家を解体しました。木造建築なので、解体に際して大量の木材が廃材として出るということで、使えそうな木材をたくさんいただきました。私はこれまでにも木材をホームセンターで度々購入してテーブルや棚などをDIYしてきましたが、木材は決して安いものではありません。なので、無料で大量に大きな木材が手に入ったのは非常にありがたいことです。
これからこの解体廃材を活用して色々なものを作成していこうと考えているところですが、学校の授業でも使えそうということで、私の車(アクセラ)に木材をパンパンに詰めて、勤務校に運び込みました。4回に分けて木材を運んで車内が木屑だらけになったり、大きな木材を校舎3階の美術室まで運ぶという大仕事でしたが、今後の楽しみのことを思えばアドレナリンが放出されて割とすぐに運搬作業は完了しました。
解体廃材でできることは色々あると考えています。今回は解体廃材でできることや、美術室に置いておくことで期待できることを考えてみました。
大きな木材があるだけでも良い刺激に
当然のことですが、美術室に木材を置いておくことで生徒が木材を目にする機会は増えます。普段はそれほど大きな木材を目にすることもないかもしれませんが、建物に使われていた大きな木材を目にすると改めて木の凄みが感じられます。
私は木が好きで、家具屋さんに行った時に木製の素敵な家具を見たり、ホームセンターで木材を眺めて回ったり、工務店のフェスで安売りしている木材を買ったりしてきました。私は美術教師なので鑑賞したり作ったりすることが好きなのは当たり前かもしれませんが、素敵な家具や木材と出会うと自分も作ってみたいと思ったことがある人は結構いるのではないでしょうか。実際にDIYという言葉が普及しているように、木材を活用して自分で作って楽しむというのは一般的なことだと思います。
そうであれば、制作意欲のスイッチを入れるきっかけになる仕掛けとして、美術室に自由に活用できる木材を置いておいたり、DIYで作成したものに触れられる環境を整えておくことに大きな可能性があるのではないかと思います。
使いたい時はいつでも木材を切断して使える
実は以前から切り株など、ある程度の木材を教室に置いてきました。生徒には自由に使えるようにしていたので、既に教室に木材を置くことについてはある程度の手応えを感じています。木材を教室に置いていると、生徒は使いたい時に使うことができて表現の幅を広げることができます。過去には樹皮だけむしり取ってコラージュしたり、粘土と木材を組み合わせたオブジェを制作したりと、木という素材があるだけで様々な表現が生まれるのを見てきました。
大きな木材は加工も自由にできるため、創造力を発揮するには打ってつけです。普段電動糸鋸機ぐらいしか使っていないため、電動鋸に不慣れな生徒の場合は私が木を切断することも多いのですが、そういう姿を見て木を切ることに興味を持ってもらえたらと思います。実際に私が電動鋸で大きな音を立てて木を切断していると生徒は興味津々で作業を見ていました。
床材は早速パーテーションに利用
床材として使われていたものはパーテーションとして早速美術室で活用しました。これからこのパーテーションをカスタマイズしていく予定ですが、色んな道具類を引っ掛けて便利に活用できるパーテーションにしていきたいと考えています。
床材は掲示板としても活用できそうです。勤務校の壁はコンクリートにペンキを塗っており、その上に掲示物をテープで貼り付けしているため、壁が大変汚くなっています。木製の掲示板を用意することで壁が汚くなるのを防ぐだけでなく、掲示もしやすくなります。壁にテープで貼っていくことのメリットとしてたくさんの掲示物を貼れることがあげられますが、これをすると無用となったものまで延々と張り付いたままになってしまうこともあります。しかし、掲示板を利用すると定期的に掲示物が張り替えられて、見る人にとっても焦点を当てやすくなります。
チェーンソーがあれば作れるものの幅は大きく広がる
今回たくさんの木材が手に入ったことで、私自身の制作意欲に火がつきました。ただ、自分が持っているものは丸鋸や電動鋸といった程度なので作ることができるものは限られています。なのでこの度、充電式のチェーンソーを購入しました。これがあれば木を薄く切ってテーブルなども作成できます。安いものであればAmazonで6000円程度で購入できます。この値段を聞いたら即ポチりたくなる人もいるのではないでしょうか。私はふと気がついた時には注文確定ボタンを押していました。
まだ今回入手した木材を本格的に加工していないので作品はできていませんが、美術室で利用できるものを作成したいと考えているので、作成して利用し始めたらまた報告したいと思います。最低限、お見せできる程度のものにはしたいです(笑)
最後まで読んでくださってありがとうございました。今回は家の解体廃材の利用についてお話しさせていただきました。今後これらの廃材によってどのようなものが生まれていくのか私自身大変興味がありますし楽しみにしています。また良い報告ができればと思います。
それではまた!
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