散歩を充実した学習にするChatGPT

 秋が深まって心地よい時期ですね。秋雨前線がまだしぶとく停滞していて、スッキリ晴れない日も多いですが、まもなくカラッとした肌寒い晩秋を迎え、野山の木々が美しく色づくのを楽しめる時期になるのをワクワクして待つ今日この頃です。個人的に晩秋が一番好きですね。
 最近は外の気候が心地よいのもありますが、2歳の娘が口癖のように「外に行く」と言うので、休みの日は一緒に散歩に出かけることが多いです。私自身、散歩は好きですし、自然と触れることは子どもの成長にとっても大変良い影響があるので、私にとっても娘にとってもWin -Winなのが秋の散歩です。
 小さな子どもと一緒に散歩に出かけると、子どもは何でも興味をもって触ろうとするので、一緒に行動しているだけで普段見逃していたことと出会う機会も生まれます。娘は植物を見て「これ何?」「赤いお花」など目にした植物を片っ端から質問してきますが、その都度自分が植物名に対して無知であることを突きつけられます(苦笑)。ただ、私も知らない植物名が分からないままだとスッキリしないので、ChatGPTで調べるようにしています。散歩の時間は植物の勉強時間になっており、それは娘にとっても同じと言えます。だからこそ、教える立場として植物の勉強が必要と感じています。
 今回はそんな散歩しながら植物の勉強をする上で最近大変役に立っているChatGPTと、それに合わせて使っているメモアプリの使い方を紹介します。何も考えずに一人でただ散歩するのも気持ち良いですが、知らない名前の植物と出会って、学ぶ楽しさを味わえるのも散歩の魅力です。

ChatGPTに画像を読み込ませる



 知らないことはググる。そんな時代が長く続きましたが、最近は生成AIがもの凄い勢いで進化していて、これによってさらに充実した学習が可能になりました。2年前にリリースされたChatGPTも最初はテキストを入力してテキストで返答するだけでしたが、今は音声入力、画像認識、PDFなどの資料読み込みが可能となり、大変優れたフィードバックをしてくれるようになりました。以前にも紹介したことがありますが、無料で英会話のトレーニングもできてしまいます。
 生成AIの良いところは知らない物と出会った時に、その画像をアップロードすることで説明してくれることです。検索の場合、言葉を知っていないと検索しようがないため、散歩などしていて「何だこれは?」と思うものと出会っても、検索では探し当てるのが非常に難しいです。生成AIは学者のような存在で、分からないと感じたことは何でも相談に乗ってくれます。回答は一般論の場合が多いですが、植物に関することであれば十分ですし、質問を繰り返して深掘りすることも可能です
 散歩していて名前の分からない植物を発見したら写真を撮り、ChatGPTにアップロード。これで大体の植物名と特性はすぐに調べることができます。私は普段4G・5Gをオフにしていて(月間1GBのプランで厳しい使用制限をしています)、すぐにChatGPTを使うわけではないのですが、「家に帰って調べてみよう!」と娘に言って、家でスマホをWi-Fiに繋いで調べ学習しています。これが丁度良い復習のようなものになり、娘も「さっき見た!」と反応してくれます。
 生成AIに関してはChatGPT以外にもGeminiやBingAI、Claudeも普段は使いますが、GeminiよりもChatGPTの方が画像認識率が高いと感じますし、BingAIやClaudeはPCで使うことがメインでアプリとしてスマホに入れていないので、ChatGPTが私にとっては現状で一番使い勝手が良い状況です。

メモアプリを活用して植物ノートを作成

 検索したり生成AIで調べても、振り返りをしなければすぐに忘れてしまうのが人間です。外に出るたびに「これ何やっけ?」と思うのもストレスになるので、メモアプリを活用していつでも復習できるようにして知識の定着を図るようにしています。



 私が普段メモで活用しているのがGoodnotesです。無料ではありませんが、とても使いやすく、普段から日記などにも活用しています。Goodnotesで散歩用のノートを作成し、ChatGPTで調べたことをコピー&ペーストして植物の記録を蓄積しています。
 Goodnotesの記録は普段iPadでしていますが、iPhoneにもアプリを入れておくと同期されるので、いつでも復習と確認に利用できます。iPhoneに記録をするのは操作面で難しいですが、情報を確認する程度であれば十分なので、一般的な学習でiPadとGoodnotesを使う場合にも、確認用にiPhoneでアプリを使えるようにしておくと便利ですね。

 最後まで読んでくださってありがとうございました。今回は散歩で発見した名前を知らない植物をChatGPTで調べ、Goodnotesに記録する学習法について紹介しました。散歩の楽しみ方の一つとして興味があれば是非やってみてください。
 生成AIを有効に活用すれば様々な学習に生かせますし、自学自習の効率を劇的に上げると思います。これからの学習の在り方として、教育関係者としても生成AIの有効な活用方法を増やしていくことが大切だと思いますので、普段から生成AIの可能性を探りつつ、可能なところから教育で実践していきたいと思います。
 それではまた!

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