ちょっとした移動にはランニングで 〜最上稲荷にランニングで参詣〜
元旦は吉備津神社へお参りしましたが、今回は最上稲荷へ。日本三大稲荷の一つの最上稲荷は正式名を最上稲荷山妙教寺といって、神仏習合の形をとっているので、お寺ですが鳥居もありますし、社殿もあります。岡山で最も人気のある初詣スポットと言える場所で、1月から2月の節分までは出店もたくさんあるため大変混雑します。もちろんここにつながる道路は大渋滞で元旦は渋滞から抜け出すまで2時間以上かかることも。
今回はそんな最上稲荷までランニングで行き、帰りはランニングとウォーキングしました。往復約20キロなので、ランニングするには丁度良い距離です。今年はそうじゃ吉備路マラソンのハーフマラソンに出場する予定なので、丁度良いトレーニングにもなりました。
私は普段から移動でランニングやウォーキングすることが多いのですが、特に渋滞が発生したり駐車料金が高かったりする場所へ行く場合は可能な限り自分の足で移動するようにしています。今回はそんなランニングやウォーキングで移動することの魅力について私の個人的な価値観でお話ししますが、何か参考になる部分があってランニングやウォーキングで移動してみようと思う人がいれば嬉しいです。
時間当たりの活動量と充実度が多大
自動車は便利です。ただ、自動車に長時間乗るのは体にとって良くありませんし、渋滞に巻き込まれた時にトイレに行きたくなったら地獄です。しかし、ランニングであればそんな渋滞に巻き込まれることなく行くことができます。私が行った1月11日であれば最上稲荷に向かう道は流れていましたが、参詣を終わって帰る車が国道180号線に出るところで大渋滞になっていました。元旦であれば行きも大渋滞して国道も車でいっぱいになるのが最上稲荷の新年名物(?)となっています。担任をしている生徒の情報によると、今年の元旦に行った際には行きで2時間、帰りで3時間かかったそうです。体はバキバキになったそうです。この車移動は幸福度という観点からするとどうなのでしょうか?
ランニングであれば、当然ずっと体を動かしていますし、細かい道を探検するような感覚で移動できる(たまに迷走しますが…)ので移動そのものを楽しむことができます。今回私は片道1時間少々かかりましたが、その時間はとても充実したものでした。
ただ、難点が一つ。それはランニングで大量に汗をかき、目的地についてから急激に体が冷えて寒くなることです。なので、短時間で拝んで御神籤を引いてぐるっと境内を一周して社会見学したらまたランニングで帰ります。ただ、今年は日光猿軍団の猿回しを妙教寺でやっていて、それをがっつり10分間程見たので体は冷え冷えでした。それでもランニングを始めたらすぐにぽかぽか。帰りは足が思うように動かずウォーキングを挟みましたが、それでも1時間半程度で帰ることができました。
帰ってから事前に購入していたパンと家で用意したコーヒーを飲んでリフレッシュ。最上稲荷周辺のお店はびっくりする値段で売られていますが、その半分以下の費用で済みます。最上稲荷で食事したい欲望を押し殺し、美味しい匂いを嗅いでハングリー精神を刺激した上で運動すると、その後の食事はとても美味しいです。これも大きな魅力です。あと、夜はすぐに眠たくなって快眠が得られるので、次の日もアクティブに過ごせます(笑)
景色をゆっくり見られるウォーキングの気持ち良さ
ランニングでは景色を味わう余裕があまりありませんが(ペース次第)、ウォーキングなら暇しかないので景色を眺めながら移動を楽しむことができます。しかもランニング以上に健康面でポジティブな影響があるといわれているので、これは願ったり叶ったりです。
鴨、シラサギ、アオサギ、ヌートリアなど今回の帰り道でも野生動物をたくさん見ることができました。自然と交わる時間はストレスを軽減しますし、何より動物好きにとっては単純に楽しい時間です。
最近はAIの進化でChatGPTやGoogleレンズで撮影した動物が何であるかを調べることも簡単になりました。図鑑には眺めるだけで楽しめるメリットがありますが、目の前の動物についてはそれが何者であるかを知るには不便です。ウォーキングでスマホを持ち歩くのは、ウォーキングに集中してマインドフルネスを味わうにはベストな状態とは言えませんが、動物探索を兼ねて行うのであれば、スマホはとても有効です。
どこかへ行く目的がある場合は、スマホが色々な場面で必要になるため携帯せざるを得ないのであれば、自然の中で発見した気になるものを撮影し、調べてみるのも良いと思います。
ちょっとした移動であればランニングかウォーキングで運動習慣
ランニングやウォーキングを習慣にしていて一番良かったと思うのが、外出する際に数キロ圏内であれば、自動車よりもランニングやウォーキングで移動しようと思えることです。特に1キロ程度であれば駐車場所を必要とする自動車を使うよりも早く目的地へ行って用事を済ませることもできるぐらいです。
私の兄(3兄弟の長男)もランナーで、年末に地元の京都府福知山市に帰ったときは一緒に近くのスーパーまでお酒をランニングで買いに行きました。コートを着こんでのランニングでしたが500メートル程度の距離なので数分で着きましたし、体も温もったので、下手に寒い自動車に乗り込んで一方通行と一旦停止が多い城下町の碁盤の目の中を車移動するよりランニング移動の方がメリットが多かったと思います。あと、お酒を飲む罪悪感が運動によって少し緩和されるのも大きいです(笑)
自動車など、道具を使うと時間と体力を節約できる側面はありますが、それによって長い目で見ると結果的に良くないこともあります。その一方で、ランニングは時間と体力(精神面も含めた)の面でポジティブな効果がたくさん期待できるので、ランニングと自動車でそれほど時間に変わりがない場合はなるべく自分の足で移動したいところです。
常識にとらわれず、複数の要素を数学的な客観性を軸にして充実度を考えるとランニングやウォーキングが実は非常に優れた移動手段であることが見えてきます。数学的な客観性による充実度というのは移動時間、運動量、駐車・ガソリン代、体験満足度(移動中のメンタルや移動先での食事などの体験など)を比較することで見えてくる充実度です。体験満足度に関しては人の価値観に大きく左右されるため、もし運動することが大嫌いで走るのも歩くのも苦痛というのであれば、間違いなく自動車を使うメリットが大きくなりますが、運動するのが好きであったり、健康的な生活と体づくりを目指しているというのであれば、ランニングやウォーキングによる満足度が上がると言えます。
数学的な客観性と言っておきながら、データをとっているわけでありませんし、充実度を測るための方程式を厳密に設定しているわけでもないので、これはあくまで演繹的なものでしかありません。しかし、考え方として数学的に要素を分析して、指数をイメージするだけでも、割と行動を選択する際の判断材料にはなると思います。「移動は車でするもの」「ランニングとウォーキングはしんどいもの」と言う固定観念や感情的な要素によって思考が働かない状態では充実度の面で損をしてしまうこともあるでしょう。
日頃から体力作りをすることは言うまでもなく大切であり、体力があれば仕事や遊びも充実します。なので、私はちょっとした移動であれば、なるべくランニングやウォーキングで充実度を上げ、健やかな体で活力ある生活にして好循環を回していけるようにしています。
最後まで読んでくださってありがとうございました。今回はちょっとした移動にランニングやウォーキングをしたり、渋滞や街中で自動車がスピードを出せない状態であればランニングで移動した方がメリットが多かったりといった、自分の足で移動することの魅力についてお話しさせていただきました。今回の内容で少しでも移動でランニングやウォーキングして生活の充実度を上げたいと思う人がいれば幸いです。
普段からランニングやウォーキングしている人からすると自動車に乗らずに移動することに抵抗があまりありませんが、私の知る限り、そう言う人はかなり少数派です。ランニングについては部活動などで「嫌々走らされる」ネガティブな経験があったり、ただしんどい苦行のように思う人が多いのは分からないわけではありませんが、走った後の爽快感はクセになります。それに対してウォーキングはやり始めると「気持ち良い」という人が多いのですが、それが習慣化できていないゆえに、普段動いていないと徒歩移動すること自体が面倒になってしまう人が多いと感じています。ただ、これは健康面で言うと負のサイクルを回しまくっている状態なので、積極的に歩く機会を有効活用したいところです。私もこれからもなるべく移動する際には運動と景色を楽しむ時間と思ってランニングとウォーキングをしていきたいと思います。これさえあれば寒い冬の外出もぽかぽかです!(笑)
それではまた!
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