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3月, 2025の投稿を表示しています

飲み会の日は春の空気を満喫できる徒歩&ランニング移動

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  年度末は飲み会や送別会がたくさんあり、仕事を終えて家に帰ったらすぐに家を出て公共交通機関で街中へ移動。そんな慌ただしい移動をする人が多いのではないかと思います。私も忙しく移動して時間と勝負してきた一人です。  飲み会に行くにあたって、一旦家に帰っても時間に余裕があるのであれば、何の問題もありませんが、部活動や、保護者への対応などがあると、早めに職場を出ることが不可能になります。そうなると慌ただしく移動をしたり、飲み会がスタートする時間に間に合わなかったり、あまり良いことがありません。  このような状況に対応すべく、私は一旦家に帰るという考え方を改めて、職場から街の中心部(約4キロ)まで徒歩やランニングで移動してみました。これによって、これまでの先入観(一旦家へ帰って公共交通機関でまた街中へ戻る)から解放されて、より有効な選択ができるようになったと感じています。気がつくことができたことが色々とあったので、今回ブログにまとめてみました。 5km程度は十分に徒歩圏内 私が勤務している中学校は倉敷の中心部まで約4kmの場所です。この距離は早歩きすれば40分程度で移動することができ、渋滞に揉まれながら家に帰り(約30分)、そこから鉄道を利用(徒歩+鉄道で約30分)するより、かなり早い時間で移動することができます。家に帰る場合は他にも色々とロスタイムになることもあるので、会場に到着するまでに1時間半ぐらいはかかります。そう考えると、徒歩で移動するメリットが大きいです。  徒歩で移動していて、少し時間がかかりそうならランニングを入れるとペースを倍以上にすることもできるので、時間の調整も可能です。自動車や鉄道は自分でペースを上げられるものではないので、時間をコントロールする点で徒歩移動は大変有効であると思います。  5km程度であれば、1時間程度で徒歩移動することができます。たまには1時間程度歩くのも悪くないと思えるのであればお勧めできます。 家か職場、どちらに自動車を置いても大丈夫 徒歩で行く場合、自動車をどこに置いていくかを考えることになりますが、基本的に止められる場所であればどこでも良いです。家か職場か公園など自由に止めることができる場所であれば、都合の良い場所で良いでしょう。私は3月末の2つの飲み会(学年担当のものと送別会)は学校に駐車するケースと、家に置いたま...

使わなくなった一眼カメラを美術室へ

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 今回は私が以前に使っていたデジタル一眼カメラを美術の授業で利用できるようにしたことについてお話しします。  Chromebookが学校に導入されて以来、生徒は制作過程や作品を自分のChromebookで撮影してレポートを作成してきましたが、デジタル一眼カメラが使えると、撮影が充実するだけでなく、カメラについて学ぶ機会をつくることにもなると考え、今は使っていない私のカメラを必要に応じて使えるようにしました。 比較して分かる一眼の写真の質  今回利用できるようにしたデジタル一眼は2台で、1台は3年前までメインで使っていたミラーレス一眼で、私が倉敷で教員生活を始めた10年前に購入したソニー製のものです。もう1台は一眼レフで大学院1回生の時に中古で購入したものです。  これら2台のカメラと生徒が使っているChromebookの写真を比較すると、画像の質が全く違うのがようわかります。  一眼カメラの特徴はイメージセンサーがPCやスマホのカメラと比較するとはるかに大きく、光を感知する力が強いため、白飛びや黒潰れがイメージセンサーの小さい機器と比べて起きにくく、より目で捉えたような自然な写真が撮影しやすいのが持ち味です。夜景などを撮影する際も、ノイズが入らず非常にクリアな写真が撮影できるのも一眼カメラの特徴です。  今回用意した一眼カメラの画素数は約1600万画素と約1000万画素で、画素数自体は最近のスマートフォンに劣りますが、イメージセンサーが大きいことやレンズ自体が優れているため光をよく感知して写真自体はとても質の良いものが撮れます。 写真の設定を自由にカスタマイズできる一眼  一眼カメラはシャッタースピードや絞り(F値)、ISO感度など自分の撮影したい写真に合わせて自由にカスタマイズできるのが大きな利点です。それゆえに、一眼カメラが使える状況というのは写真やカメラについて学習する良い機会につながります。細かい設定ができないChromebookを使っているだけでは、そもそもそのような視点を持つことができませんし、普段大多くの生徒が使っているスマートフォンのカメラは自動的に平均的に綺麗な写真を撮影できるように設定してあるので、一眼カメラで写真の設定を調整するという経験はとても貴重なものになります。  上の写真のように熊の顔に焦点を合わせて、F値を下げる(ピントを浅くする)と...

構成美マグネット

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 今年は行動目標の一つに「 夢中になれるナッジを美術室の環境に増やす 」というものを設定し、美術室を継続的にアップグレードしています。美術室が良い環境になれば、生徒が主体的に美術と関わる機会をさらに増やすことができると考え、仕掛けを作るようにしています。  これまでにも様々な仕掛けを設けてきましたが、この度、色と形によるイメージを生かして遊びながら学べる構成美の仕掛けを作成しました。今回作成したのは構成美マグネットで、ホワイトボードにラッカースプレーで着彩し、マグネットシートや色画用紙をラミネートしたものにマグネットを貼り付けて色のパーツを作りました。   美術のスモールステップとして期待できる構成美の遊び  この構成美マグネットを作りたいと思ったのは、構成美というものが簡単にできるものであり、積み木のような感覚で色のパーツを組み合わせて構成美を作る経験をしてほしいと考えたからです。 誰もが幼少期に遊んだことがあるであろう積み木。私たちは積み木で夢中になって遊ぶ中で自然とバランスやシンメトリー、リピテーションといった構成美の感覚を身につけてきたのではないかと思います。 そんな積み木のような感覚で構成美の感覚をある程度身につけることができれば、 美術の様々な場面でそれを生かすことができます 。  積み木はできても構成美にその経験が生かされていないというケースもあると思いますが、構成美が積み木のように簡単な形の組み合わせによって成り立つものであることを理解すれば、すぐに構成美を作ることができると思います。実際に、1年生の授業で構成美に取り組むと、ほとんどの生徒が様々な構成美を自分なりに表現することができるようになります。  しかし、構成美に関する授業をしたときにできたことが、それ以外の時間に応用されているかと言うと、必ずしもそうならないことが多いような気がします。絵や立体で表現する際に構成美の感覚を発揮してほしいところですが、授業で構成美の学習をしただけでは十分とは言えないのかもしれません。もっと普段から構成美で遊ぶような感覚や、簡単に構成美は作ることができるというマインドを根付かせる必要があると思います。  そういった意味で、 手軽にパーツに触りながら構成遊びをすることができる 構成美マグネットが美術に取り組む上でのスモールステップの役割を担うことを期待してい...

道徳教材「人生の優先順位」 〜人生をビンに例えると〜

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 今年度も最終盤に差し掛かり、先日は最後の道徳の授業を行いました。私は最後の授業では、どの学年の場合でも、オリジナル教材をするようにしていて、生徒と一緒に道徳的価値観について考えを深める時間にしています。  今回は中学2年生の最後の授業で扱った教材「人生の優先順位」について紹介します。これは「人生をビンに例えると」や「Big Rocks」という動画からインスピレーションを得て作成した教材で、内容としては中学生だけでなく、大人にとってもより良い生活を考えるヒントになるものであると思います。自分自身も今回の道徳の教材を考える中で、気がつくことができる視点がたくさんありましたので、良かったら参考にしてみてください。 まずは人生の優先順位で高いものについて考える  授業の最初に生徒に人生で最も優先したいことを考えさせます。発言させたりCanvaの資料に入力させたりして数分で十分なので、優先順位の高いものを挙げてもらいます。  これは導入に過ぎないので、短時間でみんなが大切なものを持っていることを確認した上で、二つの動画を見てもらいます。 「 人生をビンに例えると 」 「 Big Rocks 」   「人生をビンに例えると」はYouTubeなどSNSで結構知られている動画だと思います。「Big Rocks」は著書『七つの習慣』などで有名なスティーブン・R・コヴィーの動画です。これらは共通の内容で、先に細かい砂や小石を入れてしまうと、後から大きな石を入れることができなくなるということを説明しており、これは「大きな石=人生の大事なこと」「小さな石=些細なこと」のアナロジーとなっています。 優先するべきことを後回しにしてしまうと、些細なことで人生がいっぱいになってしまい、大事なことに手が回せなくなる一方で、大事なことから先にやっておくと、隙間に些細なことが入る余地が生まれ、充実した人生を送ることができるということ を説明しています。ビンと石を使った人生のアナロジーではありますが、非常に現実的で分かりやすい例えと言えるのではないでしょうか。 ビンの中に優先順位を考えて石をかき込む  動画を見た上で、今度はワークシートに用意したビンの図に優先順位が高いものを大きな石、些細なものを小さな石に見立てて瓶の中を埋めていきます。思い浮かんだものからどんどん書き込んでいくのですが、抽象的なもので...

そうじゃ吉備路マラソンのハーフに出場

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 先週の日曜日(2月23日)にそうじゃ吉備路マラソンのハーフマラソンの部に出場してきました。初ハーフマラソンです。実はエントリー自体は今回が2回目だったのですが、前回はコロナの影響で、数日前に急遽大会中止となり、自主的にハーフの距離を走ったので、競技としての参加は今回が初めてとなりました。以前には10kmの鷲羽山ロードレースに部活動の一環で参加(生徒は3km)したことがありましたが、「10km走ったのならハーフも」という上を目指す自然な流れで走る機会を伺っていました。  今回はハーフマラソンの振り返りと今後に向けたランニングプラン、そしてランニングをする目的についてまとめてみました。 ハーフマラソンを走るにあたっての不安  実は約5年前に家から学校までの約10kmの距離を休日にランニングしている最中に、視界良好な脇道から出てきた車にはねられそうになり、幸いギリギリのところでかわしたのですが、下りでスピードが乗っていたこともあり、膝を痛めてしまいました。それでも学校までランニングを継続し、テニスコートの整備(当時はコロナ禍で部活動が休止中だったので)で肉体労働に勤しみながら膝の回復を待っていたのですが、今ひとつ回復せず、結果として家までまた10kmの道のりを足を引き摺りながら帰るという無茶をしてしまいました。完全に若気の至り(といっても33歳でしたが・・・)。それによってさらに膝を痛め、しばらくランニングできない日々が続きました。  膝がある程度回復してからも、10km程度走ると膝が痛むので、ハーフの距離を走るのはずっと控えていました。それでも2〜10km以下のほどほどの距離で継続的に走り、体力の向上を図ってきました。  そんな中、またハーフの距離(実際は24km)を走る機会が2022年の大晦日にやってきました。なぜこの日にハーフ以上の距離を走ったかというと、年間走行距離が前年に比べて最終日を残した段階で23.9km少なく、それまで前年の距離を更新し続けていたため何としてでも更新したいという思いでランニングに出かけました。  膝が痛む不安があったので、サポーターを巻いて走ったところ、15kmぐらいまでは問題なく走ることができていました。しかし、それ以降になると徐々に膝が痛み始め、20kmを超える頃には足を引き摺りながら走るような状態に。それでも何とか24kmを走破し、...