そうじゃ吉備路マラソンのハーフに出場
先週の日曜日(2月23日)にそうじゃ吉備路マラソンのハーフマラソンの部に出場してきました。初ハーフマラソンです。実はエントリー自体は今回が2回目だったのですが、前回はコロナの影響で、数日前に急遽大会中止となり、自主的にハーフの距離を走ったので、競技としての参加は今回が初めてとなりました。以前には10kmの鷲羽山ロードレースに部活動の一環で参加(生徒は3km)したことがありましたが、「10km走ったのならハーフも」という上を目指す自然な流れで走る機会を伺っていました。
今回はハーフマラソンの振り返りと今後に向けたランニングプラン、そしてランニングをする目的についてまとめてみました。
ハーフマラソンを走るにあたっての不安
実は約5年前に家から学校までの約10kmの距離を休日にランニングしている最中に、視界良好な脇道から出てきた車にはねられそうになり、幸いギリギリのところでかわしたのですが、下りでスピードが乗っていたこともあり、膝を痛めてしまいました。それでも学校までランニングを継続し、テニスコートの整備(当時はコロナ禍で部活動が休止中だったので)で肉体労働に勤しみながら膝の回復を待っていたのですが、今ひとつ回復せず、結果として家までまた10kmの道のりを足を引き摺りながら帰るという無茶をしてしまいました。完全に若気の至り(といっても33歳でしたが・・・)。それによってさらに膝を痛め、しばらくランニングできない日々が続きました。
膝がある程度回復してからも、10km程度走ると膝が痛むので、ハーフの距離を走るのはずっと控えていました。それでも2〜10km以下のほどほどの距離で継続的に走り、体力の向上を図ってきました。
そんな中、またハーフの距離(実際は24km)を走る機会が2022年の大晦日にやってきました。なぜこの日にハーフ以上の距離を走ったかというと、年間走行距離が前年に比べて最終日を残した段階で23.9km少なく、それまで前年の距離を更新し続けていたため何としてでも更新したいという思いでランニングに出かけました。
膝が痛む不安があったので、サポーターを巻いて走ったところ、15kmぐらいまでは問題なく走ることができていました。しかし、それ以降になると徐々に膝が痛み始め、20kmを超える頃には足を引き摺りながら走るような状態に。それでも何とか24kmを走破し、記録更新することができました。ただ、これによってさらに膝の状態が悪くなったと思います。
そんな状態で膝を治しつつ可能な範囲でランニングを行う日々が2023年と2024年の2年間でした。体力の維持と年間走行距離の更新が目的となっていたので、スピードアップは考えずに気持ち良く走れる状態を重視していました。当然、ハーフマラソン出場を考えるようなことはありませんでした。
しかし、私の奥さんが娘と一緒にそうじゃ吉備路マラソンの800mにエントリーすると言い出したことが、ハーフマラソン出場の引き金となりました。この800mという部門は親子で参加でき、ゴール地点に色々な食べ物(果物やお菓子、ジュースなど)があるというものです。幼児もたくさん参加(私の娘も2歳)していて走る必要もない(ベビーカーに乗って参加する幼児も少なくはない)マラソンとは言えないようなものでしたが、家族が一応マラソン大会に出場するわけです。普段からランニングしている自分が出場せずに、奥さんと娘が参加するという状況は自分の中では受け入れられませんでした。かと言って膝の状態を無視して無鉄砲に自分もエントリーするわけにもいかないので、ハーフ程度の距離をペースを緩めて試しにランニングして膝の状態を確認。サポーターを使用したおかげだと思いますが、大した問題がなかったので、私もエントリーしました。
ただ、それでも当日スピードを上げて走ると膝が痛むことは想像できたので、普段のランニングの距離を15km以上に増やして対策しました。そこそこのペース(1km5分程度)で走るとやはり20kmに近づくと膝が痛む気配があったので、無理にハーフの距離は走らずに練習をしました。
そういう状況だったので、体力は十分にもっても、膝が痛んで足を引き摺りながら走ることになるのではないかという不安がありました。それでも大会側に申告する設定タイムは1時間45分(1kmあたり5分を切るペース)にして、可能であれば1時間40分を切りたい(1キロあたり4分45秒)という目標をもって参加しました。
当日のコンディションは好調も、最後は膝が痛む
そして迎えた当日、天気は晴れで気温は2℃という、冬らしいコンディションでレースに臨みました。スタート前にトイレに行ってコンディションを仕上げたのですが、トイレに長蛇の列ができていて、スタート時刻直前に集団に加わることになりました。それによって自分のスタートエリア(B)に近づくことができず、Cのエリアに入ってスターをを迎えることになりました。これは目標設定タイムが自分よりも遅い人に囲まれて走ることを意味します。
案の定、スタートしてから1kmぐらいはまともに走ることができず、1km6分半ぐらいのペースの集団の中を迷惑にならないように潜り抜けては前に支える状態でなんとか5分半ぐらいのペースで最初の1kmを通過、それ以降はかなりスペースができ始めたので、4分半〜4分40秒ぐらいのペースで走行しました。
この日は体の調子がよく、5年振りにレッドブルを飲んで(以前は毎日朝レッドブルと夕モンスターエナジーの生活)レースに臨んだこともあってか、体が軽く、レースによるドーパミン効果も加わって、全く疲れることなく中間点を通過することができました。周りにランナーがいる状態で走ると自分でペースをコントロールすることなく、無心で走ることができるので、これによって体力を温存して走ることができると感じました。
14kmの折り返し地点を通過した段階で周りの選手と比べて体力的にはかなり余裕があると感じたので、ここから前を抜かしていこうと思いペースを少し上げました。この段階では1時間40分を余裕で切ることができるペースになっていました(Apple Watchの計測では1キロ平均4分40秒を切っていました)。
しかし、16kmあたりから徐々に膝に刺すような痛みが走り始め、何とか1km5分以内で走行していたのですが、18kmを超える頃には1kmに5分15秒もかかってしまうぐらいにペースを落とすことになりました。結局3kmぐらいは半分足を引きずっているような状態で走り、何とかゴール。記録は1時間41分19秒で、最低限の目標はクリアしたものの、膝さえ痛くならなければ1時間40分以内で走ることができたので、非常に悔しい思いがしました。Apple WatchのGPS計測では1時間40分20秒の記録が出ていたので、最初の1kmのように蛇行せずにまっすぐ走っていれば余裕をもって1時間40分を切ることができていたと思います。
膝の状態を治すことが課題
何とか完走はできたものの、悔しさが残った初ハーフマラソンでした。課題は膝にあるというのが明確なので、今後は膝が回復するように日々の生活を考えていかなければいけないと感じています。
私の兄もランナー膝になったことがあり、以前に長期間ランニングを控えていることがありました。自分の場合、ランナー膝の症状の程度が軽いのか重いのか分からないのですが、1ヶ月ほど安静にしていても、結局再発しているので、あまり軽い状態ではないような気がしています。なので、これからは日常生活でもサポーターを使って、普段から膝に負担がかからないようにケアをする必要があると感じています。普段部活動で指導しているテニスは下半身に非常に負担のかかるスポーツなので、ランニングをしない日でもサポーターを使用しておかなければ下手すると症状が悪化してしまいかねません。
ネット上にはたくさんの治療法が乗っているので、こういったものを可能な範囲で行い、日々回復に努めていきたいと思います。
ランニングは今後も体力が落ちないように継続して取り組んでいきたいと思いますが、まずは膝を治すことが優先事項なので、あまり長距離を走らず、2〜3kmの短い距離を中心に取り組んで、その分ペースを速めて体力の向上を図りたいと思います。これに関して言うと、日頃から下校指導とランニングを兼ねて行っており、ランニングから職場に帰ると仕事も捗るので、これを継続していきたいと思います。
ランニングをする目的
10年前の自分を考えると、今こうしてランニングを継続して行っている状況は考えられませんでした。10年前なら、そんなランニングする時間があるなら美術教育に関する研究と実践に取り組んだ方が良いと考えていたことと思います。しかし、30歳を超えてランニングを始め、走る距離や機会を増やしていった結果、むしろランニングによって体力が向上し、快適な睡眠が得られ、運動による脳の覚醒などで研究や実践がさらに充実するようになったと感じています。これを実感しているからこそ、ランニングを継続することができているのだと思います。
これから40代を迎え、何もしていなければ自然と体力が衰えていくものですが、ランニングや筋トレを継続して行っていればその不安はかなりなくなります。仕事が充実する30代後半から40代ですが、ここで体力がなく健康にも不安があるようでは、折角のチャンスを逃してしまうこともあるでしょう。それが自分にとって一番避けたいことなので、ランニングをしてしっかり栄養を日々の食事の中で摂取して健康的な体を維持していきたいと思います。
短時間でもランニングすれば走り終わった後に爽快気分になれますし、テンションは上がっているので仕事もラストスパートすることができます。趣味と実益を兼ねるために日々のランニングは重要な役割があるので、これからも継続して行っていきたいと思います。
最後まで読んでくださってありがとうございました。今回はそうじゃ吉備路マラソンの振り返りと今後の展望、そしてランニングをする目的についてお話しさせていただきました。何か参考になるものがあれば嬉しいです。
これからも趣味に仕事に調和の取れた"Life in work"な充実した生活を送れるよう励んでいきたいと思います。
それではまた!
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