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1月, 2026の投稿を表示しています

金継ぎで割れた皿が生まれ変わる

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 今回は金継ぎ(きんつぎ)で修復した皿について紹介します。 金継ぎは、割れたり欠けたりした陶磁器を漆で接着し、その継ぎ目を金などの金属粉で飾って仕上げる 日本伝統の修復技法 です。 単に元通りに直すのではなく、修復の跡を「景色」として愛でる精神が特徴です。壊れた形に新たな価値を見出し、以前よりも美しく再生させるこの手法は、「持続可能性」や「不完全の美(わびさび)」を象徴する文化として、現在世界中から注目されています。  以前から金継ぎには興味がありましたが、使っている陶器が破損しない限りその機会もないので、なかなか金継ぎを実行することはありませんでした。しかし、この度、私が愛用していた萩焼の皿が割れてしまい、アロンアルファで接合したものの不格好だったので、金継ぎすることにしました。  金継ぎという技法を知っていると、大事にしていた陶器が割れたとしても、それを生かして使い続けることができますし、元々の陶器とはまた別の美しさを楽しむこともできるので、良かったら今回の内容を参考にしてみてください。 簡易金継ぎセットで修復    今回使ったものは純金と漆を使った本格的な金継ぎではなく、陶器用樹脂と真鍮を使った簡易版の金継ぎです。Amazonで4千円程度でセットを手に入れられます。 職人に修復を頼んだ場合、納期に数ヶ月以上かかる上、費用も破損の程度によりますが数万円かかります。  品質にこだわりたい場合はもちろん職人に頼むべきですが、真鍮による金継ぎでも十分に綺麗ですし、修復するのも良い体験です。そして何より安くて早い(笑)  手順は単純で、  1.陶器用樹脂で割れ目を接合  2.砥の粉と陶器用樹脂とテレピンをかき混ぜ、割れ目に塗る(割れ目の周囲はマスキング)  3.乾燥して固まったら不要な部分を削り、やすりがけ  4.真鍮粉と陶器用樹脂とテレピンをかき混ぜ、割れ目を筆で塗り、乾燥したら完成  通販でも購入できる金継ぎの修復セットは素人でも簡単にできます。今回自分でやってみて、作業時間自体は1時間程度(乾燥時間を含めると半日かかります)でできました。仕上がりはとても綺麗にできたので満足しています。 金継ぎで生まれ変わる皿  金継ぎした皿はこれまでのように食洗機で高温洗浄したり、電子レンジで温めたりすることができず、水洗い自然乾燥で使うことが原則となります。実用性という点では、...

朝の河川敷を歩く気持ちよさ

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 先日、私立高校のⅠ期入試が行われ、岡山市の高校入試の引率に行ってきました。私が担当した学校は、学校に駐車することができず、引率者用に用意された別の場所に車を駐車することになりました。高校までは約2キロあるため、シャトルバスも用意されていましたが、歩くのが好きなので、時間にも余裕があったため歩くことを選択しました。  今回高校まで歩いて(帰りももちろん歩きました)、改めて歩くことの魅力と気持ちよく歩ける場所があることについて考えることがあったので、文章にまとめてみました。 河川敷を歩く  高校までの道のりの半分以上は河川敷でした。朝の河川敷は大変景色が良く、この景色を眺めて歩くだけでも気分が朝から爽やかになりました。  河川敷の一番上の道は車が通りますが、川側に降りたところにある道は車が基本的に通らない道で、平日の朝からウォーキングやランニングをしている人が結構いました。  私はスーツの上にコートを着込んでいましたが、ジョギングを入れながら移動したので、15分程度で高校には到着することができました。入試があった2日共に朝は氷点下で大変な冷え込みでしたが、丁度良い朝の運動で高校に着く頃にはポカポカになりました。  朝はタイトな時間設定で行動されている人も多いと思いますが、通勤距離が2キロ程度で河川敷のような良い景色が道中にあるのであれば、車で通勤するより徒歩で通勤する方が良いと私は思いました。 通勤時間の面では車の方が多少早いかもしれませんが、朝の通勤ラッシュのことを考えると、ほとんど時間差はありませんし、ジョギングをした場合であれば車より早く到着することも十分にあり得ます。そして何より、歩くことは他の様々なことに良い影響が期待できます。 朝の通勤でウォーキングするメリット  朝からウォーキングで適度に運動することで、健康な体を維持できるのはもちろんのこと、頭に血が巡って頭と体が活動モードになって、すぐに仕事でパフォーマンスを発揮できます。私は普段は朝から部活動でかなり体を動かしており、これによって1時間目から元気に授業ができている実感があります。朝の運動の仕事へのメリットは非常に大きいと思います。   ウォーキングで思考がまとまったり、閃きが得られるというのも、よく言われるメリットです。これには一定のリズムで歩き、マインドフルネスの状態になることで雑念が取り払われ、...

簡単に作って遊べるおもちゃ④ ティッシュ箱をアレンジして玩具箱

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 今回は簡単に作って遊べるおもちゃシリーズで、空になったティッシュ箱をアレンジした玩具箱について書きます。  100均などで手軽に子どもの玩具箱を用意するのも良いとは思います。しかし、子どもと一緒に楽しく玩具箱をつくることができればさらに良いと思います。今回紹介するのは、造形を幼児と一緒に楽しみながら作ることができるティッシュ箱で、完成後は玩具としても使える玩具箱です。  このティッシュ箱を利用した玩具箱は、テーマを決めて貼り絵で装飾します。ちなみに今回作成したのは恐竜が住む場所で、ジャングルと火山を表現しました。  材料・道具は空のティッシュ箱と接着剤、アクリル絵具、筆、画用紙(スケッチブック)、ハサミでできます。作るのに大した技術は不要で、幼児にとって充実した造形経験にもなるのでおすすめです。 画用紙にアクリル絵具で着彩 〜三原色で混色経験〜  ティッシュ箱に貼り付けする画用紙にまずはアクリル絵具で着彩します。幼児は絵具で遊ぶのが好きなので、絵具は大人が画用紙上に出して、それを塗り伸ばしながら色を混ぜる体験もできるようにします。   絵具の色の種類は何でも良いですが、おすすめなのは三原色(赤(マゼンタ)、黄、青(シアン))で、混色による色の変化を体験できるようにすれば、自然と色を自分の判断で調整できるようになります 。  絵具が混ざって色が変化した際に、子どもに質問で「絵具が混ざって色はどうなった?」「何色に見える?」など、三原色が混ざったことでたくさんの色ができることへの認識を促せば、色彩学習の良い機会になります。  画用紙は両面とも着彩し、ティッシュ箱に画用紙を貼り付けた際にどこから見ても色がある状態にすると良いでしょう。着彩する機会が増えることは幼児の楽しみが増えるということでもあります。幼児には色を塗ったり混ぜたりする楽しい経験をたくさんさせてあげたいですね。 画用紙の切り抜きと貼り付け  画用紙が乾いたら、ハサミで切って貼り付けるパーツを作成します。この際も幼児の可能な範囲で作成させ、ハサミを使う機会をつくるようにします。私の娘は3歳4ヶ月で、最近ハサミのコントロールができるようになってきました。日に日にハサミの扱いが上達し、最近は細かい形を刻むこともできるようになっています。ハサミで造形する経験も着彩同様にとても大切です。ハサミで自在に形を表現できる...

すのこを活用した展示棚

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 今回はホームセンターなどで購入できるすのこを活用した展示棚について紹介します。すのこはとても便利で、布団の収納に使う本来の利用方法以外に、DIYで様々なものを作ることができます。  すのこを使ったDIYは特にすのこに加工を加えなくても組み合わせて接着剤や釘・ネジだけで棚などを作ることができ、しかも見栄えもするので、DIY初心者の方にも手軽にできるのでおすすめです。   すのこをベースに塩ビ板で展示棚  すのこが5枚あれば2段の棚ができます。強度を上げたい場合は、6枚使って水平の板がたわまないようにします。棚を作るのであれば、すのこの出っ張りの部分を釘やボンド、ネジなどで固定するだけでできます。仕上げにペンキを塗っても良いでしょう。    今回作成したのは美術作品の展示棚で、1月末から2月上旬にかけて倉敷市立美術館で開催される倉敷っ子美術展に出品する生徒作品用のものになります。展示する作品に合わせて形を変えられるよう、2段目のすのこは接着剤や釘で固定せず、取り外し可能にしました。  普通の棚であれば、すのこだけでできますが、作品用の展示棚の場合、作品に触れられないようにする必要があります。美術館の展示ケースはガラス製のもので覆われていますが、ガラスは高価な上破損した際に厄介なので、代わりに塩化ビニール板を取り付けました。  毎日展示に使うのであれば、塩化ビニール板は劣化して作品が見にくくなるため不向きですが、展示期間が短いことや、展示作業で学校と美術館を移動し、持ち運びしなければいけないことを考えると、塩化ビニール板、もしくは少々コストは上がりますがアクリル板が良いと思います。ちなみに、今回用意した塩ビ板は900×1800のもので、5,000円程度のものを2枚購入しました。  塩ビ板のすのこへの取り付けはネジで行い、学校から美術館など距離のある移動をする際には、すのこから塩ビ板を外せるようにしています。美術室の中で移動するぐらいであれば、塩ビ板をつけたまま棚を持ち上げても大丈夫です。 色々アレンジして最適解を探す  ベースの形をそのまま使っても良いですが、できれば展示棚をより格好良くして、さらに機能性も高めたいところです。なので、色々と展示棚の形について模索をしてみました。  最初にやったのが、2つの棚の間のスペースを他の板で埋めるという方法。これ自体は格好...

あけましておめでとうございます 〜2026年の抱負と行動目標〜

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 あけましておめでとうございます。皆様良いお正月休みをお過ごしでしょうか。  今年も引き続き週1回のペースでブログを更新していきたいと思います。今年もどうぞよろしくお願いいたします。  今年も例年と同様に、初日の出を拝むべく、総社市と倉敷市の境界にある福山に登ってきました。自宅から福山の麓まで約9kmはランニング、1000段を優に超える福山の階段コースをノンストップで登りました。新年早々に汗だくで初日の出を迎え、歳神様に一年の幸福をお祈りして、直ぐ下山。また自宅までランニングとウォーキングで帰るというアクティブな元旦を過ごしました。 40歳を迎える節目の年になりますが、運動は継続して若さを保ち、活力ある生活をしたいと思います。  新年1回目のブログは、昨年の振り返りを簡単にした上で、毎年恒例の新年の抱負と行動目標について書きます。「新年の計は元旦にあり」という言葉もあるように、今年頑張りたいことをイメージして、具体的に考えました。40歳という不惑(孔子曰く、40歳を超えると物事の迷いがなくなる)を迎える今年、手応えを持って終われるように励んでいきたいと思います。 2025年の振り返り 抱負について  昨年の抱負は「夢中創出」で、生徒のエンゲージメントを高めて、夢中で取り組める学習環境を創り出したり、自分自身もそんな環境で活動力を高めたりすることを目指しました。これについては、生徒のエンゲージメントを高める工夫を常に考え、教材や美術室の環境改善に取り組むことができたので、ある程度目標を達成できたと感じています。そして、子どもたちの夢中な姿から学ぶこともたくさんありました。  ただ、全ての子どもたちを夢中にできたわけではなく、まだまだ手探りだらけの状態なので、これからも継続して取り組んでいきたいと思います。また、日々の発見を日記で記録することも年間を通じて継続することができませんでした。以前には1年以上継続することができていた時期もありますが、昨年は日記をつけるだけの余裕がないぐらいに多忙感があり、業務に混乱していることもよくありました。昨年は慣れない仕事を請け負うことも多々あったことで、業務が圧迫されていたと感じています。今年はある程度その点については余裕を持って取り組めるようになると考えているので、日記は気持ち新たに継続していきたいと考えています。  昨年まではiP...