簡単に作って遊べるおもちゃ④ ティッシュ箱をアレンジして玩具箱

 今回は簡単に作って遊べるおもちゃシリーズで、空になったティッシュ箱をアレンジした玩具箱について書きます。

 100均などで手軽に子どもの玩具箱を用意するのも良いとは思います。しかし、子どもと一緒に楽しく玩具箱をつくることができればさらに良いと思います。今回紹介するのは、造形を幼児と一緒に楽しみながら作ることができるティッシュ箱で、完成後は玩具としても使える玩具箱です。

 このティッシュ箱を利用した玩具箱は、テーマを決めて貼り絵で装飾します。ちなみに今回作成したのは恐竜が住む場所で、ジャングルと火山を表現しました。


 材料・道具は空のティッシュ箱と接着剤、アクリル絵具、筆、画用紙(スケッチブック)、ハサミでできます。作るのに大した技術は不要で、幼児にとって充実した造形経験にもなるのでおすすめです。


画用紙にアクリル絵具で着彩 〜三原色で混色経験〜

 ティッシュ箱に貼り付けする画用紙にまずはアクリル絵具で着彩します。幼児は絵具で遊ぶのが好きなので、絵具は大人が画用紙上に出して、それを塗り伸ばしながら色を混ぜる体験もできるようにします。

 絵具の色の種類は何でも良いですが、おすすめなのは三原色(赤(マゼンタ)、黄、青(シアン))で、混色による色の変化を体験できるようにすれば、自然と色を自分の判断で調整できるようになります

 絵具が混ざって色が変化した際に、子どもに質問で「絵具が混ざって色はどうなった?」「何色に見える?」など、三原色が混ざったことでたくさんの色ができることへの認識を促せば、色彩学習の良い機会になります。

 画用紙は両面とも着彩し、ティッシュ箱に画用紙を貼り付けた際にどこから見ても色がある状態にすると良いでしょう。着彩する機会が増えることは幼児の楽しみが増えるということでもあります。幼児には色を塗ったり混ぜたりする楽しい経験をたくさんさせてあげたいですね。



画用紙の切り抜きと貼り付け

 画用紙が乾いたら、ハサミで切って貼り付けるパーツを作成します。この際も幼児の可能な範囲で作成させ、ハサミを使う機会をつくるようにします。私の娘は3歳4ヶ月で、最近ハサミのコントロールができるようになってきました。日に日にハサミの扱いが上達し、最近は細かい形を刻むこともできるようになっています。ハサミで造形する経験も着彩同様にとても大切です。ハサミで自在に形を表現できるようになれば、工作の幅が大きく広がります。

 ただ、幼児がハサミで作業する機会を用意しても、それを形にする力はまだ未熟なので、子どもと一緒に大人も画用紙を切り、貼り付けるパーツを作成します。

 パーツを全て切ってからティッシュ箱に貼り付けるのも良いですが、私はあまり細かい形にこだわらずに切ったパーツをすぐに貼り付けるようにしています。ちなみに、子どもが切った画用紙のパーツは全て使い、「どんな形であっても利用できる」というマインドセットを育む機会にすることも大切だと私は考えています。




玩具としての玩具箱

 貼り付け作業を終え、ティッシュ箱全てを貼り絵で覆い、玩具をしまう「場所」となりました。今回作成した箱は、私の娘が恐竜の玩具をしまう箱が欲しいと言ったので、ジャングル&火山がテーマとなりました。なので、この箱に恐竜をしまうと恐竜の世界が成立することになり、玩具箱自体で遊びが生まれます。早速娘の手によってパラサウロロフスが火山の噴火に炙られて「焼きパラサウロロフス!」と言って大はしゃぎ。とても残酷な遊びを楽しんでいました・・・



 玩具箱をただの箱にした場合、このような遊びはまず生まれなかったと思います。利便性を考えると重ね置きできるような既製品の箱が良いでしょうが、遊びをより促進するということを考えると、このような玩具箱があっても良いと思いますし、これを親子で楽しみながら作るという時間も大切だと思います。

 ちなみに、これまで作ってきた手作りの玩具はことごとく破壊されてきましたので、おそらく今回作った玩具箱もそのうち破壊されると思います。それでも、手作りすることには意義がありますし、むしろ「破壊」という過程も大切だと私は考えています。

 手作りしたものが破壊された際に必ず私が娘に対して言っていることとして、「壊されるのは悲しい・・・」「これどうするん?」といった教育的仕掛けをすることです。こういった教育をしたからと言って子どもが破壊行為を止めるわけではありませんが、ものを壊すことが他者を傷つけるという考えを知ることにはなります。

 また、破壊することによって変化した姿も玩具として、ある意味さらに進化したものになる可能性もあります。崩れた形は見方によってはとても面白いこともあります。こういう遊び方が気楽にできるのも、手作りならではです。

 こう言った破壊という過程を生かした教育や遊びの発展を前提にして、子どもと一緒に玩具を作る時間を大切にしたいところです。


 最後まで読んでくださってありがとうございました。今回は簡単に作って遊べるおもちゃでティッシュ箱をアレンジした玩具箱について紹介させていただきました。ティッシュ箱でなくても段ボール箱など他の箱でも十分に良い玩具箱ができます。工作意欲に溢れる幼い子どもがいるお家であれば、是非捨てる前に何かに使えないか考えて見てください。子どもと一緒に作る時間を楽しむ人が増えたら嬉しいです。

 今後も簡単に作って遊べるおもちゃで紹介できるものがあれば、ブログで書こうと思います。

 それではまた!

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