テニスのポータブルネットの修復アイディア
今回は久しぶりに部活動関係の話題です。私は教諭になってから一貫してソフトテニス部の顧問をしてきました。美術部との掛け持ちも常にしていて、3年目までは美術部の主顧問、それ以降はソフトテニスで主顧問をしています。部活動の地域移行、地域展開が言われている中ではありますが、私自身は可能な範囲(きまりに則ってという意味)で部活動をしています。私にとっては美術教育と同じぐらい熱を込めて活動できるのがソフトテニス部の活動です。 今回は練習道具のポータブルネットの修復について紹介します。ポータブルネットを使えば練習場所を広げることができ、グラウンドに置けばラリーの練習もできるため、練習効率を上げることができる重要なアイテムです。私の勤務校は600人以上のそこそこ大規模校であるにも関わらず、テニスコートは2面しかなく、ほぼ同規模の隣の学校であれば大体3面以上あることを考えると、非常に限られた環境で練習をしていることになります。近くに市営のコートもないため、この限られた環境で部活動をするしかありません。この様な環境においてポータブルネットは非常に重要な役割を果たします。 ただ、このアイテム、それほど長持ちするものでもなく、毎日使っていると数年で使い物にならないような状態にまで劣化します。価格も2万円近くするので、生徒会予算の部費で安易に購入するわけにもいきません。なので、限られた予算で効果的に修復する方法について考えました。 塩化ビニルパイプとコンクリートスタンドの利用 劣化したポータブルネットはネットを引っ張るゴムが切れたり、ゴムの引っ張る力が弱くなったりで、ネットが垂れるようになります。これでは本来107cmあるネットの高さを考えると、練習になりません。 そこで、今回用意したのが塩化ビニルパイプ(1m)を2本と、旗を立てる際に使えるコンクリートスタンドです。合わせて3000円程度(コンクリートスタンドは良いものであれば1つ1500円ぐらいするので合計4000円程度)で準備できます。 塩化ビニルパイプにポータブルネットの鉄ポールを通し、ネットを引っ張るゴムが鉄ポールから抜けないようにした状態にしてネットを張れば本来のネットの高さにかなり近い状態に戻すことができました。ネットの両端は塩化ビニルパイプにちょうど被せられるようになっているので好都合です。 鉄パイプよりも塩ビパ...