ブログ6年目に突入!
ブログ毎週更新を始めて丸5年が経ちました。この5年間で私のものの考え方が大きく変化したり、認識が深まったりしたのは、毎週更新しているブログの執筆を通して得られたメタ認知の影響が大きかったと思います。なので、これから6年目に突入していきますが、変わらず毎週更新は基本的に続けていくつもりです。
過去の節目に書いた記事へのリンクも用意していますので、良かったら見てもらえると嬉しいです。
1年目の記事(2021年8月13日)
2年目の記事(2022年8月13日)
3年目の記事(2023年8月11日)
4年目の記事(2024年8月11日)
この1年間は「ナッジ(さりげなく行動を促す仕掛け)」について実践と研究を重ねてきました。これによって美術室の環境や教材の仕掛けをさらに改善させることができたと感じています。この研究は手応えがあって、まだまだやれること、やりたいことはあるので、これからも継続していきたいと思います。
ただ、ブログを開始した5年前と違って、今では2歳児(今年の9月で3歳)と2ヶ月の乳児がいて、育児にかなりの時間を割かなければいけない状態だけではなく、学校関係の仕事が雪だるま式に増えています。GIGAスクール推進担当や部活動顧問といった校務分掌は従来からですが、中教研の研究部長、文化連盟の事務局(私は運動部で体育連盟関係の人間なのに…)など、学校内の仕事だけではなく市や県の仕事を担当するだけでなく、研修会の講師を務める機会もしばしばある状態で、やることが次から次に湧いてくる日々を過ごしています。今年からは倉北アート&クラフトプロジェクトというボランティアの活動も通常業務外で始めました。そんな状況なので、毎週ブログを更新することはこれまでよりも難しくなってきています。
だからと言って、ブログの更新頻度を下げるつもりはありません。これまで通り6年目も毎週更新していきたいと思います。ブログ記事を書くためには、日々発見することが必須であり、この生活の前提が私自身にとって研究と成長を継続するバイタリティーとなっています。なので、文章量を抑えて端的に記事を書く方向でこれからも更新していきたいと思います。
今回はこれからのブログのテーマについて考えていることを書いてみました。今後に向けてなるべく端的にまとめました。
「遊び」と「学び」の結節点について
私自身、大学院生の時代から継続して行っている「遊び」についての研究をさらに加速させ、「学び」との結節点をより明らかにしていきたいと思います。
そのために、普段の美術の授業や家庭での育児で狙いを明確にした実践を重ねていきたいと思います。この蓄積が充実すれば研究を発展させることができ、ブログ記事も自然と書けると思います。
「遊び」と言っても、ただ単純に遊ばせるというわけではなく、遊びが発展する要素を調整して「より遊べる遊び」を創造し、遊び手の充実した経験に繋げることができれば、自然と「学び」も達成されるという仮説を持ってこれまで私は実践と研究を重ねてきました。これまでの取り組みで手応えはかなり掴んではいるのですが、手応え以上に改善したいところが常に見つかるため、研究地獄にどっぷりはまっています。
過去5年間のブログでも「遊び」はよく取り上げていたテーマではありましたが、最近より一層その重要性について考えるようになりました。大学院の時から「遊びが全て」という信念を持って研究してきましたが、研究する中で「遊び」に対する認知が広がり、昔イメージしていたレベルからさらに壮大なものとして考えるようになっている現在の私です。
「遊び」と「学び」に関する研究は学校関係の仕事の場だけでなく、最近は自分自身の育児を通して研究できる機会も多くあります。育児を通して親も子どもと一緒に成長するということが育児関係の書籍にもよく書かれていますが、その通りだと思います。子どもと遊ぶ時間を大切にして、その中で得られることを基に、より遊べる仕掛けを考え、それによって見取ることができる子どもの変化を喜びつつも、冷静に分析していきたいと思います。そうしてPDCAサイクルを回していくことが、必ず子どものためになると考えています。
ナッジの効果について
まだまだやりたいことがたくさんあるナッジについて、6年目も試行錯誤をしながら研究を進めていきたいと思います。もう何年も前に美術室の環境は来るところまで来たと考えていましたが、ナッジの可能性について研究すると、美術室や教材にできる仕掛けはまだたくさんあると思い、この1年間でたくさんのことで変更を加えることができました。
私が目指す教育像は「教師が教えることは最低限にして、生徒が自律して学べるように後押しして、学習成果とWell-Beingを最大化する」で、ファシリテーターやコーディネーターとしての教師の役割を重要視しています。ナッジが機能すれば、「学び」を「遊び」のツールにして自律的に学習する(遊ぶ)生徒に育てることができると考えています。このように考えるのは、私自身が昔夢中になった「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」、「ポケットモンスター」「グランツーリスモ」「パワフルプロ野球」「ウイニングイレブン」「信長の野望」「桃太郎電鉄」といったハマる仕掛け(ナッジ)で構成された名作を楽しむ中で、特定の知識や思考力・判断力を培うことができていたためです。ゲームで知識が身につけられるのであれば、学習もゲーム化し、テーマパークのような充実した空間で取り組むことで、成果を上げることができると考えられます。そんなハマる仕掛け、ナッジをこれからも充実させていきたいと思います。
最後まで読んでくださってありがとうございました。今回はブログ6年目の展望について説明させていただきました。これからも頑張って更新を続けていきたいと思いますので、よろしければまた記事を読んでもらえると嬉しいです。
気がつけば夏休みも折り返し。今日からお盆休みなので、短い期間ではありますが、ゆっくり過ごしつつ、普段時間がなくて疎かになっている傾向がある勉強の時間も増やして、お盆明け、そして2学期の開始で良いスタートが切れるようにしたいと思います。
それではまた!
コメント
コメントを投稿