福武教育文化振興財団成果報告会でポスター展示
私たちのプロジェクトは、昨年度の活動成果をポスター展示で報告しました。今回は、その展示の様子と、報告会で特に印象に残った西川正氏の講演について紹介します。
これまでにも岡山アート&クラフトプロジェクトに関する内容をブログで扱ってきましたが、それをポスター展示によって分かりやすくまとめる機会となったので、見てもらえると嬉しいです。
限られたスペースに要素を凝縮した展示
今回の報告会で用意されたスペースは80cm×180cmのホワイトボードと45cm×180cmの長机でした。この限られたスペースで「アート&クラフト」を楽しめる場を地域に開くことの重要性をプレゼンテーションできるよう、展示方法を最大限工夫しました。
ワークショップの売りは様々な画材や道具に触れて、美術室ですぐに造形を楽しむことができるところにあります。その雰囲気が伝わるよう、様々な画材や道具を並べ、実際に触れていただけるようにしました。また、レイアウトにも遊び心を入れて、アートとクラフトの面白さが一目でわかるようにしました。
テーブル中央に並べたクラフトゾーンにあるバターナイフとチーズのオブジェにカメラマンの方が興味を持たれていました。
ワークショップでもよく注目を集めてきましたが、鉛筆の種類がたくさんあることや、水彩絵具にも透明と不透明があること、ダークトーンが揃ったパステルのセットなどは報告会に参加された多くの方からも注目をいただくことができました。実際にものを見ることで興味が湧いたり、使ってみたいという思いが芽生えるものです。今回、このような展示方法を選択して良かったと思います。ちなみに、12Bの鉛筆は多くの人にとって衝撃的なアイテムのようです(笑)デッサンを専門にする人以外、基本的には縁がない鉛筆で、画材屋か通販でないと買えません。こういう世界が鉛筆にもあるということを知っていただけるだけでも価値のあることだと私は考えています。
ポスターの内容
今回の展示の目的は成果報告であり、材料や道具の展示はあくまでワークショップの雰囲気を味わっていただくための仕掛けでした。成果報告やプロジェクトを始めるきっかけ、コンセプトなどは紙にまとめてホワイトボードに掲示し、活動概要をポスター展示しました。
画像と文章でなるべく端的にまとめているので、ブログの数千字の文章よりも伝わりやすくできたかと思います。ブログもなるべく短く分かりやすくまとめられるよう努力します(苦笑)
西川正氏の講演について
「遊ぶ」と「学ぶ」の場づくり
今回の成果報告会では6団体がプレゼンテーションでの成果報告を行いました。どの団体も世の中への課題意識から熱い想いを持って活動されているというのが発表から伝わってきました。中には真庭市の高校生が運営する「真庭学習会」というものもあり、高校生がこのような場所で発表する姿には大変感銘を受けました。釣りとソフトテニスとギターとウイイレとパワプロとぷよぷよと勉強していただけの自分の高校時代とは比べ物にならないぐらい立派に活動されていて、応援したい気持ちになりました。
6団体の発表に先立って、真庭市立中央図書館館長の西川正氏の講演があり、この内容がとても共感できるものでした。今後の活動を考える上でも、大変参考になるものだったので、簡単に紹介させていただきます。
西川正氏は図書館を地方自治の拠点にして、「遊ぶ」と「学ぶ」の場づくりを大切にされています。図書館といえば静かに大人しくする場所というイメージがありますが、これでは人々に楽しさとwell-beingを感じてもらえる場としては非常に限定的なものになってしまうということで、図書館で様々なイベントを開催し、気軽に図書館を利用してもらえるようにして、街の活性化に繋げてこられました。
講演の中で印象的だった内容が、
「楽しそうな場所に人は近づく」
「企画はわいわいおしゃべりすると生まれる」
「正しさよりも楽しさ」
「子どもたちは喋りたがっていて、大人はただ話を聞くだけでも良い」
「答えよりも応え」
「サービスを受ける側ではなく、持ち寄って当事者になる」
どれも大変共感する内容で、それを実際にイベントや図書館運営に反映されているところに大いに感銘を受けましたし、今後の自分自身の活動を考える上で参考になりました。
特に教師や親は子どもたちに「正しさ」や「答え」を良かれと思ってアドバイスする傾向があります。私自身はなるべくそうならないよう活動をファシリテートする「楽しさ」「応え」を大切にしているつもりではありますが、余裕がないと「楽しさよりも正しさ」で指導してしまうこともあるので(特に学級経営の面で)、今後より一層マインドセットとして固めていきたいと思いました。
最後まで読んでくださってありがとうございました。今回は福武教育文化振興財団の成果報告会についてまとめました。今年も助成を受けて活動しているので、来年もこの会に参加することになると思います。これから活動のレベルをさらに上げて、良い報告ができるように励んでいきたいと思います。
今後も岡山アート&クラフトプロジェクトの活動に関するレポートをブログでは扱っていきますので、また読んでもらえると嬉しいです。
それではまた!

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